ルフィの物語５【ONEPIECE】 (ページ26)

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ダイヤル･エネルギーページ26

ナミは、パガヤさんの乗っていた乗り物「ウェイバー」に興味を示した。
それはアクセルとブレーキだけのシンプルなバイクのような乗り物で、スカイピアの人達でも乗るには10年程の訓練が必要な物なのだという。
だが、波を読む力に長け、運動神経の良いナミは、そのウェイバーをいとも簡単に乗りこなしてしまった。

皆はパガヤさんの家に招待されたが、ウェイバーが楽しくて仕方ないナミだけは暫く海で遊んでから行くと言って、麦わらの一味と別れた。

一味はビーチから階段を登った上にある、パガヤさんの自宅へとむかった。
パガヤさんの説明では、本来の自然な雲は「海雲」と「島雲」の2種類、その他に人工的な雲もあるのだと言う。
普通の雲と違って、空島の雲が泳げたり、歩けたりするのは、雲を作り出す「凝結核」が他と異なることが原因とのこと。

"青海"の"海楼石"に含まれる「パイロブロイン」という成分と関係が深いらしく、それは角質の粒子で、火山によって空に運ばれ、水分を得た時に、その密度の差によって「海雲」と「島雲」が形成される。
それをさらに人工的に圧縮して密度を変えることで、「ミルキーロード」や様々な物が作り出して生活しているとのことだった。

あとは、ダイアルと呼ばれる天然の貝が、空島の生活に欠かせない。
「音貝(トーンダイアル)」は、音を録音・再生する習性のある白々海産の貝。
「風貝(ブレスダイアル)」は、貝が受けた風を蓄積し、同量を自在に排出できるので、それを動力としてウェイバーなどを動かしている。
大きさによって、蓄積できる風の量も変わってきて、大きい貝がよの多くの風を蓄積する。
これらは貝の死骸を利用するので、壊れない限り、半永久的に使える便利な物だった。