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暫くペンを見つめていた彼女は、静かにペンを床に置くと、
手でキリバチを握った。
アーロンは、キリバチを振り切って彼女の首を飛ばそうにも、ピクリとも
動かないことに気付いた。
そればかりか、彼女は素手でキリバチの歯を握り潰したのだ。
ル「つかう？」
彼女の怒りも頂点に達した。
キリバチの刃を握り潰した彼女は、アーロンに聞いた。
ル「お前、あいつを何だと思ってる」
「下等種族だが、優秀な測量士よ。ナミにはこの部屋で永遠に海図を描かせ続ける。
メシを与え、好きな服も買ってやる、"生きる"のに事欠くことは何もねェ、
おれ達は、仲間なんだ。」
その答えに、彼女は立ち上がって、ナミの机を蹴り飛ばした。
勢いで机はアーロン城から落下していく。
その後も、彼女はアーロンではなく、ナミの部屋にある物を片っ端から蹴り壊しだした。
8年間血が滲む思いで描かされ続けた海図も、今は紙くずとなって散っていく。
次から次へと壊れては落ちてゆく、自分の8年間を見て、ナミは涙が止まらなかった。
あの部屋だけが自分の居場所だった。
8年間、あの部屋でくる日もくる日も孤独と闘いながら生きてきたのだ。
それが、今、壊れてゆく。
ナ「ありがとう・・・」
大事な海図を破壊されたアーロンは、彼女の肩に噛み付いた。
サメの歯が彼女の体に深く食い込み、一瞬気が遠のきそうになる。
だが、彼女の怒りは止まらなかった。
ル「魚人がどう偉いとか、海図とか、事情とか、そんなことはよく知らねぇけどな！！！こんな部屋があるから、いけねぇんだ！！！居たくもねぇ、あいつの居場所なんて、おれが全部ぶっ飛ばしてやる！！！」
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チカ - 二人だと、トリオではなくコンビでは？ (2021年12月9日 7時) (
レス) id: af4084f8cb (このIDを非表示/違反報告)
チカ - 青髪の一味は？ (2021年12月9日 7時) (レス) id: af4084f8cb (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く好みで良かった作品です。リクエストで季節イベントで花見にバレンタインに猫の日で猫耳が生えるに節分にエイプリルフールに祭りに行く等出来たらお願いします。あと救済でエースを!オチがエースかローかマルコをお願いします。 (2021年3月28日 12時) (レス) id: 98ce85bdde (このIDを非表示/違反報告)
愛姫(プロフ) - 名前変換もしてほしいです。 (2021年3月28日 12時) (レス) id: f609447111 (このIDを非表示/違反報告)
愛姫(プロフ) - 青髪海賊団とかどうでしようか。麦わら帽子がない訳ですし。 (2021年3月28日 12時) (レス) id: f609447111 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：WinWin | 作成日時：2021年3月28日 11時
