ルフィの物語 1 【ONEPIECE】 (ページ41)

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ナ「なによ・・・何も知らないくせに・・・！！」

ル「うん、しらねェ。」

ナ「島から出てけって言ったでしょう！！？」

ル「ああ、言われた。」

ルフィは何も言わず、そこから動くこともなかった。
ナミは、あの日から今まで、誰にも助けを求めてこなかった。助けを求めて、誰かが傷つくのが嫌だった。だけど・・・・・。

ナ「ルフィ・・・・助けて・・・」

ルフィは自分の左腕をナイフで何度も刺し思いっきり息を吸うと、叫んだ。

ル「当たり前だ！！！！！！」

私と同じ所に傷を入れたと思ったら、また涙が止まらなかった。仲間なんだと

ル「いくぞ」

ゾロ、サンジ、ウソップもルフィのその言葉を待っていた。

アーロンパークの門の前では、血まみれのジョニーとヨサクが、村人達が中に入らないよう足止めをしていた。
ナミの事情を知った二人は、ナミを疑った自分達を恥じて、詫びのつもりでアーロンパークに飛び込んだが返り討ちにあったのだ。出来ることは、ここに必ずやってくる”ある女達”が来るまで村人達を死なさないこと。

ル「アーロンってのはどいつだ！！」

そう言い彼女はアーロンパークへ突撃すると

ル「おれの航海士を泣かすんじゃねぇよ！！！！！」怒鳴った。

彼女の後を、ゾロとサンジ、、とウソップが

サ「獲物を独り占めにすんなよ」

ル「いやだ」

ウ「お、おれは別に構わねェぞルフィ」

ゾ「たいした根性だよ。お前は…こいつを見習え」