ルフィの物語 1 【ONEPIECE】 (ページ33)

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一方、船の上でルフィ、サンジ、ヨサクが食事をとっていると、突如、牛のような巨大な海獣が出現して驚いた。この海獣こそ、ハチが呼んでいた、アーロン一家戦闘員の『海牛モーム』だった。
「東の海・イーストブルー」では見ることのない巨大な怪物は、グランドラインから連れてこられたものだった。

海獣が自分達の食事を狙っているのを知ったサンジは、【首肉・コリエシュート】の一蹴で海獣をのすと、そいつにアーロンパークまで船を曳かせて先を急いだ。

ウソップを捕まえてアーロンパークに戻ったアーロンと幹部達は、留守番をしていた部下達がみんな倒されているのを見て、激怒する。
しかもそれが、先ほど牢屋に入れたはずの男の仕業であり、その男こそ「東の海」にその名を轟かせる、「海賊狩りのノノロア・ゾロ」であったと知って驚いた。

捉えていたはずのゾロが逃げ出したのは、ナミが裏切ったせいではないか、と考える魚人達に、

ナ「私がこの一味の者であることは、8年前にこの刺青に誓ってる！！あんたとの約束の金額ももうすぐたまる、いまさらこんなくだらないことはしない！！」と必死で弁解した。

ここで、裏切ったことがばれれば、今までの8年間の苦労が水の泡となる・・・。
しかし、ゾロやウソップがアーロンに殺されるのを見過ごすこともできない・・・。
ナミは窮地に立たされていた。

ある魚人は、当初からナミの裏切りを疑っている。
ナミは内心混乱し、この事態に歯ぎしりした。
(疑いをかけられて、こいつらのために殺されるのはゴメンだわ！！何で邪魔をするの・・・！？もうすぐ全てがうまくいくのに・・・・！！！)