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そもそもグランドラインが『海賊の墓場』と呼ばれるのは、君臨する三大勢力のせいであること。
三大勢力の一つが『王下七武海』と呼ばれる、『世界政府』公認の7人の強すぎる海賊であること。
彼等は、未開の地や、海賊を略奪のカモとし、その収穫の何割かを政府に収めることで、海賊行為を政府に許された特別な海賊である。
他の海賊に言わせれば、政府のイヌだが、ゾロを討ち負かした”鷹の目のミホーク”も王下七武海であるなど、破格の強さを誇る。
ヨサクは、今回のナミの事に絡めて、ある七武海の男の名を出した。
ヨサ「問題なのは、七武海の一人、”魚人海賊団”の頭”ジンベエ”。この男は七武海加盟と引き換えに、とんでもないヤツを『東の海』に解き放っちまった。今、向かっているのはそのジンベエが解き放った、魚人海賊”アーロン”の支配する土地です!!個人の実力なら、ドン・クリークを凌ぎます!!」
ヨサクは、ナミがアーロンの手配書ばかりを見つめていた事、最近アーロンがまた暴れ出した話を聞いた直後に宝を持って逃げたこと、進行方向がアーロンパークであることから、ナミとアーロンの因果関係を疑っていたのだ。
ヨサクの言う「魚人」とは、人間とは別種族の、魚と人のちょうど中間のような種族で、生まれながらにして人間の約10倍の力を持つと云われている。本来はグランドライン内の「魚人島」付近に住んでいるが、王下七武海の”ジンベエ”の意向で、ノコギリサメのアーロンを頭とする”海賊アーロン一族”が、「東の海」へと拠点を移していたのである。
そのアーロン一族の本拠地を”アーロンパーク”と呼ぶ。
アーロンは、現金を使ってこの海域を管理する海軍の第16支部のネズミ大佐と、裏取引をしているようであった。
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作者名:WinWin | 作成日時:2021年3月28日 7時