王 3 (ページ26)

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朝日が昇ると同時に、カモメの鳴き声が聞こえた。

「アーサーでーす！しーんぶんがきてますよ」

ブルの声に、仲間たちは一斉に目を覚ました。

「・・・ドンキホーテ・ドフラミンゴ『七武海脱退』
ドレスローザの王位を放棄。」

ウソップが驚きの声を上げた。

「本当に辞めやがったァ！！！」とウソップが怒り狂う中、ブルが続けた。

「お、王位！！？王様だったんですか！！？」

「こんなあっさり事が進むと逆に不気味だな」とフランキーが口を開いた。

「これでいいんだ。奴にはこうするしか方法はない！！！」とロビンが決定的な言葉を投げかけた。

「JOKER！！おれの為にそこまで」

「で、何でおれ達の顔まで載ってんだ！？」とルフィが不思議そうに問いかけた。

「七武海トラファルガー・ロー
麦わらの一味と異例の同盟」と新聞に書かれていた。

「ローに対する政府の審判は不明」と、政府の対応が不透明であることが明かされた。

『キッド海賊団』、『オンエア海賊団』、『ホーキンス海賊団』時同じくして海賊同盟を結成」と、同盟に加わる海賊団が増えていることも報じられた。

仲間たちは、この情報を鮮明に頭に刻み込んだ。それぞれが自分たちの役割を果たすために、今後も戦いを続けることを誓った。

各地で騒然とする中、一面に広がる新聞の見出しには「ドフラミンゴが『七武海』から離脱」という文字が刻まれていた。

ドレスローザの王国では、突如としてドフラミンゴが王位を手放すこととなり、国民たちは混乱と不安に包まれていた。

それだけではなく、巨大な高波が町を襲い始め、人々はさざ波と思われていたその始まりに気付くことなく、大きな被害を受けていた。