王 3 (ページ24)

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「ルフィの姉ちゃんじゃないけど、何かあったの？」と私は尋ね
た。

「あ、そうだ」と彼は答えた。

「今、ビックマムの所にいるんだけど。」

「ビックマムにわかってる？」と私は聞いた。

「おう」と彼は答えた。

ビックマム自身が話し始めた。

「久しぶりだな、元気か？」

しかし、私は彼女の娘であることを明らかにした。

「ビックマム、私はかぐらではなくシャナルよ。母さんの娘」

「すまん。で、誰の子だい？」と彼女は尋ねた。

私は答えた。

「赤髪のシャンクス」

彼女は感心して言った。

「やるね。麦わらはかぐらの子かい？」

私は頷いて答えた。

「そう。母さんが言ってたわ」

「ああ、分かった。子を連れて遊びに来な」と彼女は言った。

「そうするわね。マム、またね」と私は言い、通信を終了させた。

「次はビックマムか」と夫が口にすると、私はうなずいた。

「そうよ。ルフィがリンリンの所に居たらしくね」と私が答えると、夫は納得した様子だった。

「マムが遊びに来いってよ。行く？」と私が問いかけると、夫は少し考えた後に「ああ、子供が産まれてからだ。良いな」と返答した。

私はうなずき、感謝の気持ちを伝えると、夫は「良いってこよ」と笑顔を見せた。

すると、ベンたちが「お嬢、聞いていいか」と声をかけてきた。

「どうぞ」と私が応じると、ベンたちは続けた。

「なぜ仲がいいんだ？」

私は自然な口調で答えた。

「母さんの友達だからよ。母さんから全て教えてもらったんでしょ」

ベンたちは何も言わず、私たち夫婦は静かに時間を過ごした。

「もしかしたら変なことかもしれないけど、俺は自分の娘と結婚したいんだ」と夫が言った瞬間、ヤソップ達は驚きと戸惑いを隠せなかった。

「お母さんが遺言で、娘を大切にしてあげてって書いてたんだ。俺はお父さんとしても、男性としても、娘を愛してるんだ」と、夫は説明した。

その言葉に、シャンクスはマントを隠し、かぐらに深くキスをした。彼は嬉しそうに微笑んで、かぐらを抱きしめた。

ベン「俺らは変だとか思っちゃいねぇさ。娘ちゃんのことを本人さんと思うときがある。それぐらい似てるんだ。おっさん達のことは気にせず、頭と上手くいってくれればそれでいいんだ」は言った。

「ありがとう、ベン」とシャナルは微笑み、感謝の気持ちを伝えた。

この状況に戸惑いを隠せないヤソップ達は、黙ってその場を離れた。しかし、夫婦はそれに気付くことなく、愛し合っていた。