王 3 (ページ20)

今日:19 hit、昨日:0 hit、合計:6,408 hit

20 ページ20

ルフィは、かぐらが死ぬことを知らなかった。

彼女はシャンクスの子を妊娠し、無事に出産した後、海軍と一緒にローグタウンに向かった。

「ガープ、センゴク、クザン、ボルサリーノ、サカズキ。今までありがとう。ガープ、私は死なないよ」とかぐらは言い残し、ローグタウンに到着した。

処刑台に立つ彼女は、空を見上げて多くの人々が集まっているのを見た。

「最後に言うことはないか」と問われたかぐらは、「ひとつなぎの大秘宝は実在する」と言い残し、処刑された。

すぐに、新聞が発行され、かぐらのことが報じられた。

宴会の酔い覚ましの為、テラスに出ていた”麦わらの一味”に、ジンベエが話しかけた。

まずは、赤犬と青キジの大ケンカと海軍本部の新元帥について。

ジン「センゴク元帥が職を降り、海軍元帥の席が空いた。
センゴクは部下かりの信頼厚い「青キジ」を推したが、政府上層部からは｢赤犬」を推す者が多く、｢赤犬」が有力となった。
普段はやる気を見せない青キジが、赤犬が元帥になる事には強く反発し、二人は対立し、前代未聞の大将同士の抗争はついに”ある島”での決闘に発展し、海軍の指揮は勝者に委ねられることとなった。

10日に及ぶ死闘は、もはや世界の語り草、実力はほぼ拮抗したが勝者は｢赤犬」！！海軍の新元帥はサカズキじゃ！！」

彼は話をつづける

ジン「両者は壮絶な深手を負い、立ち上がることができなくなったかつての同士。赤犬でさえ、情けをかけて殺すことはせず、青キジはそのまま海軍を去った。今、青キジがどこで何をしているのかは誰も知らない。ルフィ君は知らないだろうが、かぐら自身は処刑された。海賊王ロジャーと同じ運命を辿ったのだ」