王 1 (ページ36)

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「いてぇって！！」

「おっちゃん、メシ。」とかぐらが言い、店主は一瞬で彼に惚れ込み、すぐに料理を始めた。

「何の騒ぎだい、こりゃ？」とエースが尋ねると、店にいた人々が「おまえのことを心配して騒いでたんだよ！！！」と叫び、つっこみを入れた。

かぐらの料理ができ上がり、彼はそれを口に入れて食べた。

「この店はコント集団を雇ってんのかい？」とエースが言い、店主は「いや、そうじゃないけど。まあ、無事ならよかった」と言ってホッとした。そして、エースは寝入った。

その騒ぎの最中、海軍の一人が店に入ってきた。

”白ひげ海賊団”の名を聞いた店に居合わせた人々はどよめき、青ざめた。だが、その男はおだやかな顔で答えた。

エ「・・・弟をね、探してんだ」

スモ「大人しく捕まるんだな」

【断る】

エ「却下」

その時ルフィがメシの匂いにつられて、猛ダッシュで走り、店の中に入ろうとした。

スモ「おれァ今別の海賊を探してるとこだ。お前らの首なんかにゃ興味がねェんだがな」

エ「じゃ見逃してくれ」

そう言うと

スモ「そうもいかねぇ。おれが海兵でお前が海賊である限りな！！！」と言う。

その瞬間ルフィが飛び込んで、居合わせたスモーカーとエースとかぐらは、そのルフィのロケットにぶつかって、店の外に吹き飛んで行ってしまった。

そんな事とは知らず、ルフィは久しぶりのメシに夢中で貪り食べていた。

吹き飛ばされ怒り心頭で戻ってきたスモーカーはルフィに声をかけ、それを見たルフィがそそくさに逃げだした。エースとかぐらの存在に気づいてなかった。

ルフィがどんなに全力で逃げても、スモーカーの放つ煙は高速で空を切って飛んでくる。ルフィの背後にスモーカーのホワイトブローが迫ったその時、突然炎と覇気でホワイトブローをかき消した。