戦国→海賊【レイリー】２ (ページ18)

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白吉とルカが声を合わせて「野郎共！！！麦わらのルフィを全力で護衛しろォ！！！」と皆へ命令した

白ひげは賭けたのだ。この戦況で、特別な能力を持つ小僧に未来を賭けた。
(やってみろ小僧・・・、お前も”Ｄの意思”を継ぐ者ならば、この時代のその先をおれとルカに見せてみろ！！！)
白ひげの号令を機に、その場にいた海賊達が一斉にルフィの援護にまわった。

イワ「一大事よ麦わらボーイ！！世界一の海賊があなたを試してる！！ヴァナタ、白ひげと伝説の大物、明桜の心当てに応える覚悟あんのかいって聞いてんノッキャブル！！ヒーハァー！！」と聞いたが、ルフィには白ひげなど関係なかった。

ル「白ひげのおっさんが何だか知らねぇけど、おれがここに来た理由は初めから1つだ！！！ルカ、おれをエースの所まで投げてくれーっ！！」

『よっしゃ！！』

と言い、彼女がルフィの服を掴み、投げ飛ばしたのだった。

この道こそがエースの命を救う最後の懸橋！！！

ル「来たぞーーーー！！！エースーーーーー！！！」

そう叫びながら橋を駆け上がルフィを戦場にいる全ての者達が固唾を呑んで見つめた。大将達が間に合わない。

だが、ルフィの前に立ちはだかったのは、ルフィの祖父、海軍の英雄ガープだった。

ガ「お前が生まれる遥か昔から、わしは海賊達と戦ってきた！！！ここを通りたくばわしを殺してでも通れ！！！”麦わらのルフィ”！！！それがお前達の選んだ道じゃァ！！！」

自分達の選んだ海賊の道・・・。じいちゃんはずっと「強い海兵になれ」と自分達を鍛えていたのに、それを裏切って進んだ道。

ル「いやだァ！！！できねェよじいちゃん！！！どいてくれェ！！！」と言っても海軍中将ガープはどかない。

ガ「できねばエースは死ぬだけだ！！！いやな事などいくらでも起きる！！わしゃあ容赦せんぞ！！ルフィお前を敵とみなす！！！」

ルフィは覚悟を決めてギアを入れてガーブに手をあげた。

ルフィとの戦いを前に、ガープの脳裏を横切ったのはエースの「今になって命が惜しい」という言葉だった。生きる意味、生きる喜びを知ったエースに新しい世界で生かしてやりたいという親心がよぎり、ガープは目を閉じ、ルフィのパンチをその顔面にくらってぶっ飛んだ。