ルフィの成り代わり 2【ワンピース】 (ページ38)

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Mr.5とミス・バレンタインに掴まったビビは、自分のせいでボロボロに痛めつけられたウソップ、カルーの姿に心を痛めつつ、連行されて行った。

Mr.3「よかったじゃないかカネ。永い決闘の決着が、たとえ"人の加勢"による賜物であっても、勝利とは嬉しいものだ。違うカネ？」

ビビ「Mr.3！！やり方が汚いのよ！！！ドリーさんのお酒に爆弾を仕込むなんて！！！」

動揺したのは、ブロギーだった。ブロギーがドリーに渡した酒に爆弾が入っていた・・・！？そういえば、戦いの前に酒の味を聞くと「神の味がしたぜ」と言っていた・・・。事実を知ったブロギーの苦悩は計り知れない。

Mr.3は嬉しそうに解説した。

「君らの頭上から降る"ろう"はやがて君ら自身を"ろう人形"に変える！！！まさに魂をこめた"蝋人形"だカネ！！芸術の名のもとに死んでくれたまえ！！！」

ナミは、傍らで倒れているブロギーに助けを求めたが、Mr.3がかわりにあざ笑った。

「そいつは、相手が傷を負っていることにも気付いてやれず、100年戦い続けてきた親友ドリーを、自分の斧で切り殺し、勝ち誇り、涙まで流して喜んじまった。てめェの間抜けさに泣いたか、一丁前に友の為に泣いたか知らんが、もう取り返しはつかねェのさ、バカめっ！」

ブロギーはその言葉を否定した。

「わかっていた・・！一合目を打ち合った瞬間から、ドリーが何かを隠していることぐらい・・・！！」

「決闘のケの字もしらねェ小僧に、涙の理由などわかるものか！！！弱っていることを隠し、なお戦おうとする戦士に恥をかかせろと・・・！？そうまでして決闘を望む戦士に！！！情けなどかけられるものか！！！」

ゾロは、黙ってこの巨人のやりとりを聞いていた。

「麦わら、ボスからの伝言ガネ！情報を貰ったお礼としてボスの私書すると言ってたガネ」

【そいつに言え。断ると。いや、お前の弱味も握ってると！】

そう言い彼女は木に持たれて眠った。

「確かに伝言を預かったガネ」