麦わらの一味副船長壱【ONEPIECE】 (ページ38)

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”麦わらの一味”は気合いを入れて、暗殺組織バロック・ワークスの本拠地「レインベース」へと乗り込んだ。
乗り込む前に、ウソップはナミの武器である棒を改造した新しい武器”天候棒(クリマ・タクト)”を渡しておいた。

クロコダイルを追ってきたはずが、その町には先にスモーカー大佐とたしぎ曹長が率いる海軍が”麦わらの一味”を追って入ってきており、ルフィは、街でいきなりスモーカーと鉢合わせする。

一方ゾロは、ゾロが苦手とするたしぎ曹長と鉢合わせる。かつての親友に瓜二つで、しかも女を相手に戦えないと苦慮したゾロは、たしぎに「その顔をやめろ!!!」と怒鳴って逃げた。

ゾロがここまで取り乱すのは、珍しい。

こうして、ルフィ、ウソップ、ナミ、ゾロは、海軍からの逃走の勢いのまま、大騒ぎで「カジノ・レインディナーズ」に突入した。

そんな海賊の一行を、クロコダイルはV・I・P扱いで招待した。だけど、彼女の姿は見当たらなかった。

ルフィは、その牢の鉄柵にふれていると、なぜか海に入った時のように力が抜けていく感覚を覚えた。”麦わらの一味”を追いかけて、一緒にクロコダイルの牢に入れられてしまったスモーカー大佐が、自分の”十手”でルフィを抑え付けた。十手で押さえられたルフィは、牢に触ったと同じく、力が抜けて立てないでいた。

ス「この十手の先端には、海楼石という、とある海域にのみ存在する不思議な石が仕込まれてある。この石は海と同じエネルギーを発する。海が個体化したと考えればいい。海軍本部の監獄は全部これで出来ている。能力を持つ犯罪者が逃げられないようにな」とみんなに説明した。