麦わらの一味副船長壱【ONEPIECE】 (ページ28)

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ビビは、上陸を前にしても緊張感のない一味との”仲間の印”を心強く思い、ぎゅっとその印を握り締めた。

その頃、アラバスタ王国の港町「ナノハナ」のあるメシ屋では、行き倒れの旅人に騒然としていた。
店主と会話している最中に突然倒れこむように寝てしまった、その上半身裸の男は、数日前に「ドラム島」でルフィを探し歩いていた男だった。

その突如寝る男に声をかけたのは、同じく麦わらを追ってアラバスタへ来ていた海軍のスモーカー大佐だった。
「”白ひげ海賊団”の二番隊隊長が、この国に何の用だ、ポートガス・Ｄ・エース」

”白ひげ海賊団”の名を聞いた店に居合わせた人々はどよめき、青ざめた。だが、その男はおだやかな顔で答えた。

「弟をね、探してんだ」

そこに飛び込んできたのは、上陸と同時に仲間の制止を聞きもせずに、メシ屋へとつっ走ってきたハラペコのルフィだった。
しかも、店の前100メートルの所でメシ屋を見つけた嬉しさのあまり、【ゴムゴムのロケット】で飛んで来たので、居合わせたスモーカー大佐とエースは、そのルフィのロケットにぶつかって、店の外に吹き飛んで行ってしまった。

私は店内に居る人に頭を下げて謝った

【お騒がせしてすいません】

「良いんだよ、お嬢ちゃん」

店の人達に許してもらって私も飯を食べた

吹き飛ばされて怒り心頭で戻ってきた二人はルフィと彼女を見て、同時に驚いた

勝手にルフィはスモーカーを見て逃げ出すし。

私は店の人にお金を払って私も店の外に出ていった