12 ページ12
ビビ「みんなにお願いがあるの。乗せてもらっておいて、こんな事を言うのも何だけど、今私の国は大変な事態に陥っていて、とにかく先を急ぎたい。だから、この船を最高速度でアバラスタへ進めてほしいの！！」
男達は、皆一様に険しい顔で黙っていた
ビビは話を続けた
ビビ「優奈さんも医者かも知れないけれど、すぐに医者のいる島を探しましょう。そこからアバラスタへ！！それがこの船の最高速度でしょう！？」
この言葉に、男達はにっと笑顔を見せ、そしてビビのその覚悟と度胸を受け取った
ルフィは心配そうに優奈に尋ねた。
「ナミは大丈夫か？」
優奈は少し眠そうに答えた。
「安心しろ、ナミはぐっすり眠ってる。アバラスタの件は放っておいてくれ。俺は疲れてるから、ゾロに癒してもらうよ。」
そう言って、彼女はゾロに抱きついた。ルフィは微笑みながら二人の姿を見つめ、心の中で二人の幸せを祈った。
その時、不意に雲がかげり、突如前方に巨人なサイクロンが渦を巻いてるのが見えた。つい先ほどまで、この船が向かっていた方角に立ちあがっており、彼女の指示がなければ、今ごろサイクロンに呑み込まれ命はなかった。
ビビは、あらためて優奈の凄さを知った。
(グランドラインのサイクロンは、前兆のない風だと言われているのに、この人は元々理論だけで天候を予測しているんじゃないんだ！！体で天候を感じ取っている。こんな航海士みたことない)
〜優奈の部屋〜
二人は長い行為の後、疲れきっていた。ゾロは彼女に向かって聞いた。
「おい、本名教えてくれよ？」
彼女は少し驚いたが、答えた。
「雅だよ。」
「おお、ありがとうな！お前のこと、愛してるぜ」
「当たり前じゃん。私もあなたが好きだよ、ゾロ」
ゾロは彼女の言葉に嬉しそうに笑顔を見せた。
「うれしい！もう一回やろうぜ！」
彼女はうなずき、二人は夜中まで行為を繰り返した。シャワーを浴びて、彼女は赤い跡を付けられたが、快感に満たされた彼女は、着替えてすぐに眠りについた。
彼は彼女を抱くときに限り、可愛いと感じていた。二人きりのときは女性らしさを醸し出し、彼の心を癒やしてくれた。
彼は彼女との関係を大切にし、何があっても彼女を失うことはできないと思っていた。
そして、彼はいつかは子供が欲しいと思っていた。彼女との愛を深め、家族を持つことを夢見ていたのである。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛雅 x他1人 | 作成日時：2021年2月22日 20時
