11 ページ11
「アバラスタ王国」へ向かう航海の途中で、ナミが４０度の高熱を出して寝込んだ。ビビの知るグランドラインの異常気象による発病は、突然死もあるらしい。
だが、この船で医学を知るものは、ナミと彼女だけ
ル「ナミは死ぬのかァ！！？あ、そういや優奈は
医学持ってんだよな？なぁ、ナミを助けてくれよ」
彼が彼女に言った
「お前、いいぞ！俺の代わりの野郎を仲間にしろよ！」と彼女が叫び、ナミの所に向かった。
病床のナミがそれを止めた。実は、ナミは３日前の新聞で、アバラスタ王国の暴動がのっぴきならない事になっている事を知っていた。ビビが国を出た時点では、国王軍60万に対して、反乱軍40万の鎮圧線だったのが、国王軍の兵士30万人が反乱軍に寝返り、形勢は反乱軍が上回る事態となっていた。これでは、アバラスタの暴動はすぐにも本格化する。一刻の猶予もないことを知るナミは、あえてビビにこの事実を隠して航路を急いでいたのだった
ナミの思った通り、ビビは新聞記事を読んで大きなショックを受け、崩れるように座り込んだ。戦争だけは避けねば！！戦争になり、大量の血が国中で流れれば、国は終わりだ。
ビビ「もう、無事に帰り着くだけじゃダメなんだ。一刻も早く帰らなきゃ、間に合わなきゃ、100万人の国民が無意味な殺し合いをすることになる」
それを聞いた彼女はビビを平打ちした。
「お前一人で何ができるんだ？この戦争が止まるのか？たったお前だけの命で助けてくれと俺に言ったんじゃねえの？力を貸してくれと。もう一度考えてから俺に言え！」と、彼女は怒鳴りつけた。ビビは自分の力では戦争を止められないことを理解していたが、それでも何かできることがあるはずだと信じていた。
「ナミ、熱があるんだ。部屋に行くぞ」と、優奈が言ったことで、二人は部屋に入った。ビビは泣いていた。彼女たちは、戦争に立ち向かうために必死になっていた。しかし、その中で自分たちが果たすべき役割を見失ってしまったのかもしれない。ナミは熱を出していたが、今は彼女たちが安全な場所で休むことが必要だった。
彼女はナミの代わりに船の舵の指令を出した。
苦悩の末、ビビは甲板に出てみんなに頼んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛雅 x他1人 | 作成日時：2021年2月22日 20時
