ルフィの成り代わり 13【ワンピース】 (ページ45)

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偽麦わらのルナは逃走を図ったが、あっけなく「戦桃丸」に一撃でやられた。蓋をあければその男は懸賞金2千600万ベリーの”海賊二枚舌のデマロ・ブラック”という小物であった。

偽ルナがやられても、パシフィスタは攻撃を続けた。攻撃の先には、本物の30億の女、”麦わらのルナ”その人がいた。

本物のルナは一人で大暴れしていて、パシフィタを一瞬で粉々にさした。

【邪魔せんで貰えるかね。戦桃丸。どかねぇと殺すよ】

そう言い戦桃丸は青ざめて退却をした。
騒ぎを聞きつけて来ていた本物のゾロとサンジもまた、パシフィスタをいとも簡単に粉砕して見せ、”麦わらの一味”全体がこの2年でパワーアップしている事を印象づけた。

3人の登場と圧倒的強さにどよめいた海軍は、標的を3人に絞って全勢力を注入しようとした、その時、広場にあの伝説の人物”冥王レイリー”が現れて、海軍の足は止まり、水を打ったように静まりかえった。僅かに海兵達がゴクリと唾を飲み込む音だけがした。

レイ「フフフ、一応様子を見に来たが問題なさそうだな。更に力が洗練されている！では早く仲間の元にいきなさい」と彼女に声をかけると、彼女は持っていた荷物を降ろして、改まってレイリーに向き直った。

【レイリー！半年ありがとう。・・・レイリー、おれは・・・やるぞ！！海賊王に！！！おれはなるっ！！！！！！じゃ、レイリー、行ってくる！！！】

と無邪気な笑顔を見せて走って行った。

彼女のその姿と、変わらぬ夢にレイリーの目は潤んでいた。
レイリーはこの半年、弟子と師匠としていろんな日々を過ごしてきたことを思い出して感無量となり

レイ「・・・ああ・・頂点まで行って来い！！！君なら必ずやれる！！夢を掴んでこい！！！」と笑顔で弟子の旅立ちを見送った。