ルフィの成り代わり 9【ワンピース】 (ページ9)

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そんなロビンにスパンダムは非情な言葉をかけ続ける。

スパ「仕方ねぇだろ?お前には生きる価値がねェんだから。何てみっともねェ生への執着！！！
哀れで卑しい罪人の癖に!!死ぬことでしか人を幸せにできねェ癖に！！
最期の最期まで、何だこのみすぼらしい姿！！！！お前に希望などねェんだよ！！！」

ロビンは、初めて死が怖いと思った。死がこんなにも恐いと思った事はなかった。
でも今は死にたくない!!!ここは動かない!!!みんなが必ず!!!助けに来てくれるから!!!
何を言われても構わない。自分をわかってくれる仲間がいるから・・!!!

だがロビンの抵抗も虚しく、『正義の門』は『バスターコール』受け入れの為に異例の全開となり、「ためらいの橋」の最後尾には護送船が着港した。
護送船は「エニエス・ロビー」を出航すると「海軍本部」そして「大監獄インぺルダウン」へと向かう。護送船周辺には、スパンダム長官が犯罪者連行してくるのを待つ海兵達が整列して"その時"を待っていた。

スパンダムはロビンを橋から引きはがし、体を縛った紐を引きずって「ためらいの橋」を渡っていった。
階段の上部には、万が一の為に地雷をセットしたと言って笑ったが、ロビンは希望を捨てない。

ロビ「門はくぐらない・・・！！！・・・！！！助けると・・・言ってくれたから！！！！」

スパンダムは、そんなロビンにとっておきの話を聞かせた。

スパ「神聖なる旗を海賊に撃ち抜かれた赤っ恥さえ、『バスターコール』はかき消してくれる！！！
20年前オハラで暴れた巨人海兵の一件の様に・・・！！！

お前おれが何も知らねェと思ってんだろ、元海軍本部中将ハグワール・D・サウロの乱行！！
貴様の母オルビアの事、あの時オハラで何が起きたのか、おれは全部知ってる！！！
オハラという悪魔達の住む土地に踏み込み、その大罪を暴き、『バスターコール』を出したのは、当時『CP9』長官だった、おれの親父"スパンダイン"だからだ！！！麦わらの小娘の言った通りだ。なぜそこまで知ってたかはおれはわからねぇがなァ」