ルフィの成り代わり 9【ワンピース】 (ページ3)

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ゾロとそげキングは、手錠に繋がれて逃げ回りながら、ひたすらチョッパーが2番の鍵を持ってきてくれるのを待っていた。

ゾ「手錠を外す方法がある。一人の手首を切り落として、落ちた手首を持ってチョッパーの所に急いで走って元通り縫い繋げてもらう」と提案したが、そげキングに却下された。

残る方法は、そげキングを剣だと思う方法だ。ゾロはそげキングの却下を無視して、「名刀鼻嵐」という剣名までつけた。

やっと『ＣＰ9』に反撃しようかとした時、壁を突き破って襲い掛かってきたのが、チョッパーだと思われる怪物巨大トナカイだった。怪物と化したチョッパーは、仲間の区別などついていないように見境いなく攻撃してくる。

ゾロは困惑した。
2人の悪魔の実の能力者を前に、そげキングと繋がって身動きがとれないでいるというのに、巨大化したチョッパーは、今にも死にそうに苦しげである。
しかも、チョッパーに割り込まれた『ＣＰ9』の2人は先にチョッパーを殺そうとしている。
ロビン連行阻止や、『バスターコール』で軍艦に囲まれるまで時間もない。

ゾロは苦肉の策で、そげキング剣で【三十六煩脳鳳】を撃ち放った。

ゾロ「どいてろおめェらァ！！！」と声をかけたのはフランキーだった。
突如現れたフランキーは、巨大トナカイと化したチョッパーに向かって【小型風・来・砲】を
撃ち、その巨体を海へと突き落とすと、フランキーもその後を追って海に飛び込んだ。

それはナミがフランキーに指示した作戦だった。
悪魔の実の能力者であるチョッパーを止める唯一の方法は「海」である、と。

突然の巨大トナカイとフランキーの登場に『ＣＰ9』の2人が気を取られている間に、ナミがカリファから奪った「2番」の鍵でゾロとそげキングの手錠を離した。

ストレスが溜まりに溜まったゾロが、解き放たれた。

ゾ「笑ってねぇで覚悟しろよ・・・、もう二度と来ねェぞ、今みてェなおれを討ちとる好機はよ・・・『世界政府』！！！」

　