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えぴそーど 弐。 ページ4

˝ ケヒッ…美味そうな人間どもがうじゃうじゃいるなぁ。 ˝


「「「「!?」」」」



「な、何だアレ!?」





『鬼、か…何で校内に……』




人々の叫び声や騒がしい声に少し嫌気がさした彼は腰に掛けていた刀に手を添える。



そして鬼が妹に当たるアーニャを狙い鋭い爪を立てようとしたのが目に入った。




『!?』




彼はすぐさま抜刀し、刀を構える。




˝ 氷の呼吸 肆ノ型 銀雪 ˝






ザシュッ


˝ぐぁッ!?˝


「「「「!?」」」」



「きゃあぁぁぁぁッッ!?」



「なんて汚らわしい…!」



「ヴェルネージュ!我が校の名誉に泥を塗る積りか!?今すぐ剣を納めろ!!」



彼はそんな言葉も気にせず、四肢の無い鬼に踏み寄り、見下すように見つめる。



˝お、御前…ッ、˝鬼狩り˝、か…ッ˝



『…だから何だ。』



光の無い目で鬼を見つめる彼は、静かに嗔怒している様にも見えた。




そして彼は、動けない状態の鬼の首元に刀を添え…


˝俺は、未だ…ッ!˝


『……その様子では、大して人を喰って居ない様だな。』



˝…ッ˝


『……はは、可哀想な御前を俺が楽にしてやるよ。さぁ首を寄越して貰おうか。』


「「「「「ッ…」」」」」


殺気の量が尋常じゃなく、彼の恐ろしさに怖気付く人々。



˝お、俺はぁ…ッ、未だ歿にたく無いッ!お願いだッ、見逃してくれ…ッ!˝




『…悪いな。』



ザシュッ



そう云って彼は、無慈悲な事にも鬼の首を斬ってしまった。







キリ悪いネ←

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作者名:#⌒⌒ ゆづる 。 | 作成日時:2022年10月27日 12時

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