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那須side









那須「...さっむ」







風呂上がり。
まだ肌寒いこの時期だ。
人肌も恋しくなってしまう。









那須「龍我に会いたいなぁ」







相談者の龍我に。
これまでもきっと、これからも。
彼には沢山の相談をするだろう。
俺はこれからどうすれば良いのかわからないから。
このままだと、生涯苦労して生きる。
満足しない内に死すこともあるのかな。
運命の人と言うのを聞いたことがある。
心も身体も相性がばっちりな人なんだそう。
俺にもそんな人が居るのかなぁって。









那須「...居るわけないか」









龍我はきっと運命の人と結ばれている。
匂いが変わったんだ、龍我の。
甘い香りから、柑橘系の香りに。
それは番相手の香りだと思われる。
噛み跡も日に日に増えていて。
愛されすぎな気もするけどね。









那須「俺もそんな人と出会えるのかな...」









周りにどんなαが居るのかは知らない。
龍我にメンバー内には、
αが二人居るって言われた。
龍我と俺はもちろんΩで、
藤井くんもΩだってわかる。
一世だって、βかΩのどちらかだろう。
浮所と大昇はずば抜けた身体能力がある。









那須「...もう寝よう」









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作者名:笹山*玲琉 | 作成日時:2019年3月13日 23時

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