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浮所side
どうにかしてあげて、と言われましても...。
俺の背中にしがみついたまま、
離れようとしないんですけど?
とりあえず、俺の顔見させてあげた方が良いかな。
浮所「那須、こっち向いて?」
那須「...ッ、やぁ...」
浮所「俺ね、那須の顔がみたいの」
荒く呼吸をしながら、俺を見上げた。
予想以上に顔が赤くて、
喉が苦しそうに声を上げている。
耐えてるのが辛いのか、
俺の胸板に倒れ込んできた。
浮所「おっと、...危ない...」
那須「...くるッ、し...っ、」
浮所「なにかして欲しい?」
那須「...おれを、つらくなくッ...して、?」
浮所「...怖くなっても止めないから」
変なスイッチが入った俺は、
パーカーに手を掛けて、ファスナーを下げた。
中に着ているシャツを捲り上げる。
心做しか肌が紅くなっていて、
常に息苦しそうに声が跳ねている。
浮所「もう感じてるんだ?」
那須「...して、なぁ...ッ」
浮所「...ここ、ぐりぐりしてあげる」
那須「...ッぁ、...ぅ...」
後頭部を支えてやると、
ソファに俺まで倒れ込んだ。
紅に色付いていた、数日前に付けた跡を、
指でぐりぐりと押すとかわいい啼き声。
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作者名:笹山*玲琉 | 作成日時:2019年3月13日 23時