▽ ページ44
浮所side
突然、大昇に収集をかけられた。
大昇の家に集合らしく、
気持ち早めに家を出て向かった。
インターホンを押して扉を開けると、
既に靴が大昇のを除いて二つ置いてある。
浮所「那須と龍我も来てるのね」
靴を脱いで部屋に入ると、
鼻を掠める、不思議な香りがした。
那須の匂いと似ているけど、
全く別物の甘ったるい蜂蜜のような香り。
浮所「...なにか焚いてるの?」
大昇「いや?」
浮所「那須や龍我からの匂い?」
大昇「違う違う」
...と言う割には、龍我が腕に擦り着いてるけどね。
正直言ってどういう状況だよ。
まさか、龍我の番って大昇のことだったの?
運命の番同士ってこの二人のこと?
深く考え尽くしていると、背中に感じた熱い体温。
浮所「...那須?」
この匂いは那須だ。
ヒートの時と同じ甘いバニラのようで。
荒い息が主のものだと。
浮所「...大昇、なにやらかしたの?」
大昇「その瓶見てみて」
瓶? 瓶ってこの小さいやつ?
...うわ、好まない甘い匂いがきつい。
香りの元はこの小瓶なのか。
底の説明書きをみると、媚薬と書かれていた。
浮所「...え、?」
.
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
292人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:笹山*玲琉 | 作成日時:2019年3月13日 23時