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那須side
浮所「...なんで出ていったのあいつら」
那須「...さ、さあ?」
怪奇な目で扉を見つめている浮所。
龍我の企みはわからないけど、
少しだけ呆れてる。
なんで俺と浮所だけにするかなぁ。
何話せばいいのかわかんないんだけど。
那須「...あの」
浮所「なに?」
那須「...あのさ、この間の...キスって、」
浮所「...ごめん、嫌だったよね? 気持ち悪かったよね、」
那須「いや、そうじゃなくて...!!」
そうじゃないってなんだよ。
確かに、浮所とキスしていやではなかったけど、
その反応は浮所がどう捉えるかわからないし。
なんか、自分に驚いた。
那須「...なんで、キスしてくれたのかなって」
浮所「...わかんない」
わかんないのにキスしてきたの?
俺ってもしかして遊ばれてる?
浮所に限ってそんなことはない、よね...?
浮所「けど、したくなった」
那須「...え、...んん、っ」
頬を両手で包まれて、
唇に温かい浮所の唇が当たった。
数秒間当たったままで、離れると、
なぜか名残惜しさを感じた。
...もっと、ほしい。
那須「...たりない」
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作者名:笹山*玲琉 | 作成日時:2019年3月13日 23時