息切れが激しくて。 (ページ30)

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浮所side

そんなこんなで色々済ませていたら、
もう夜明け前に近かった。
大昇は一世と藤井くん、龍我と。
俺は那須を家まで送ることになった。
マネージャーさんが途中まで送ってくださった。
少しの間、家に居ることに。
薬を飲んでるから相当なことがない限り、
俺はΩを襲わない。

那須「ん...ねむい...」

浮所「くっついてこないでよ(笑)」

俺の服が好きらしい。
いや、俺の匂いが好きなのかも。
那須は匂いに敏感で、
瀬内さんの香りに興味を示していたから、
まだ心のどこかでは想っているのかと。

浮所「身体、熱くない？」

那須「...ちょっとだけ」

浮所「俺にくっついてると暑いでしょ(笑)」

那須「もうねるから、いいの...」

俺の前だと言うようになったなぁ。
そのわがままが嬉しいけど。
帰ろうかと思ったら、服を掴まれてて立てなかった。
甘えたになってるのもかわいらしい。

浮所「俺、今日帰れますか？」

那須「やだ、かえっちゃ...だめ」

浮所「...明日仕事休みだし、いいか」

那須「ふふ...」

頭を撫でてあげると、擦り寄ってくる。
俺のパーカーをきっぱなしで、
少しだけ俺の方が背丈が大きいから、
胸元から袖から...いろいろ、危ない大きさで。

那須「...いっしょに、ねて...？」

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