検索窓
今日:8 hit、昨日:11 hit、合計:78,839 hit

ページ2

那須side









那須「...薬、飲まないと」







定期的に飲まないと、
いつヒートが来るかわからない。
街で襲われるΩなんて幾度も見てきた。
俺は薬でヒートを抑制してる。
Ωが生理的に無理な人もいるから。
何をしてでも、俺は隠し通す。








那須「...効き目、悪い」







薬の限度ってものがあって、
俺はそこそこ強いのでも効き目が薄くなってきている。
薬に頼りすぎもいけないってこと。
でも、頼るしか術はないんだ。









「那須」









那須「...は、はい!」









さっきの振付師さん。
怒られるのかな、次回のダンス出禁とか。
覚悟は出来てるから何も怖くはないんだけどね。









「ダンス、移動キツいなら少しアレンジしようか?」









那須「...いや、頑張ります」









俺のプライドがそんなこと許せなかった。
元々好きなダンスなんだ。
特技が一つ減るのと同じ。
出来なくなることと同じは嫌だ。









那須「このまま、やらせてください!」









「...わかった、次回合わせていこうな、お疲れ様」









那須「はい、お疲れ様でした!」









次回合わせるっていっても、
俺はまた追いつけないだろう。
そんなに難しい箇所でもないのに、何故か。









.

▽→←▽


ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
292人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:笹山*玲琉 | 作成日時:2019年3月13日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。