44 ユニーク魔法 ページ47
リドルside
「はぁ、全く。チェーニャは……」
「まぁまぁ、ああいうところがチェーニャのいいところじゃないか」
「どこがだい？人を驚かしてばかりで…」
「それで笑顔になる人もいるだろう？」
トレイの言葉でむぅ、としていると、、
「も〜！そんなに溜息ついてたら幸せ逃げちゃうよ？」
メインストリートの隣の芝生で誰かが話している。
「あれは……」
「A、だね」
フードパーカーを着ずに、恐らく衣装なのだろう制服を身にまとった彼はRSAの制服を着た彼とそっくりな人と話していた。
『で、話は？』
「ん？あー！いやいや、大したことじゃないんだけどね」
ちら、とA似の彼はこちらを見ながらAに耳打ちをする。
Aは驚いたように目を見開く。
『……嘘、』
「じゃない」
『証拠は』
「俺」
『……………こっちでも調べる。というか耳打ちする必要あったのかよ』
「もちろん。だって、見てるから」
Aは弾かれたようにこちらを見る。
バレた…！
『いつから、いて……』
「溜息の下りから…かな、何の話だったんだい？A」
『………………』
Aは静かに俯いている。
それほど衝撃的な話だったんだろうか……
『いや、大丈夫。リドルくんの心配には及ばないよ』
彼はふわっ、と微笑む。
『ごめんね、でも大丈夫。リドルくんは実行委員でしょ？俺にもなにかできることないかな？あ、トレイ先輩もお疲れ様です！』
その笑顔は、今まで見たことがないほど完璧な笑顔で、ただひたすらに────
不気味だった。
「っ、A…？」
『あ、すいません！ルクと話があるので、失礼します！』
Aはルク、と呼んだ彼の手を引いて走り去っていこうとする。
しかし、彼が走り去る直前、
ぶわっ、と彼の足元の影が溢れだし、Aを飲み込んでしまう。
「A！！！」
「ぁ…！」
影はすぐにAの姿を表す。Aはさっきまでの笑顔を消し去り、凍えるほどの無表情だった。
『ルク、お前は約束を破ったな。俺はもう許さん』
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簡単な兄弟設定を追加しました！！見ても見なくてもって感じです！！よろしくお願いします！！！ネーミングセンスないのバレる！！！
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紅葉(プロフ) - ユノさん» イメージ……了解しました！一週間ほどお待ちください！ (2021年3月1日 17時) (
レス) id: 3221235e86 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年2月27日 8時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ゼロさんさん» 最初のところですかね…？そこでしたらまだヴィル様は2年生で寮長じゃないのかな〜と、別の前寮長設定です！もしかしてヴィル様って2年生のころから寮長だったりしましたっけ…？まだパソストを見きれてないので…そうだったら教えてください！！ (2020年9月27日 11時) (レス) id: 60d5dfc4f7 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 抹茶タピオカ2号さん» あっ、やっぱりミスってましたね…！修正しときます！！面白いと言っていただけてうれしいです！！ (2020年9月27日 8時) (レス) id: b2f3a0ffd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロさん(プロフ) - 「それじゃあポムフィオーレとして認められた君等！！これから寮に移動するからちゃんとついてきなさい！」って言ってるのはヴィルさんですかね？なら人達、ではなく子じゃが達、の方がいいかと…生意気ですみません (2020年9月22日 13時) (レス) id: 4ea58f861d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2020年8月25日 0時
