38 昔話�� ページ40
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俺が子役を辞めたあとはルクが仕事を請け負っていた。神童と呼ばれていた俺の代わりは大変だっただろうな。ごめんな、ルク。
それでも、俺は戻る気はなかった。ルクはRSAの生徒として生活しながら子役としての活動をしている。最近はネージュ・リバンシェとも同じ仕事をもらったとか……でも、俺はただCMに出ているルクを見るくらい。ルクは、何も言わない。戻ってきて、なんて言わないし、父さんも母さんも、兄さんも、俺を責めない。いっその事、ズタボロに罵って、捨ててくれれば、良かったのに。
どうすればいいのか、もう俺にはわからない。このままバラすか、それとも隠し通すのか、どちらもムリなものだとわかっている。でも、リドルくんや、ラギーくん、ボドゲ部のみんなと仲良くできているのは嬉しいし、壊したくない。俺は、何ができるのかな……。
なにも、できないや………。
ふ、と目を覚ます。いつの間にか寝てたみたい……。
目がぼわっとする。そりゃ、泣きながら寝てたらそうなるわな………。外はすでに日が落ちていた。
…ん？昨日ベッドにダイブしたのは夕方だと思ったけど………。そんなに時間経ってなかったっけ？
ｶﾁｬ…と、恐る恐るといった感じで部屋の扉が開く。
ドアからチラリと顔を覗かせたのはエペルくんだ。
「あの、Aサン………もう、大丈夫ですか？」
『大丈夫だよエペルくん。そんなに怖がってどうしたの？』
「あの、その……」
めっちゃ言いづらそう……どした？
「実は、今日オーディション終わったんですけど……」
今日……てことは1日寝てたのか。
「昨日からさっきまでこの部屋入れなくて……」
『………まじ？えー、無意識にユニーク魔法使ってたのか……同室の彼にも迷惑かけたな……』
「あ、あの先輩は他の部屋に移ってもらったってヴィルサンが…」
『そっ、か……ありがとう。ヴィルさんのとこ行ってくるよ』
俺がそう言えばコクン、と頷いてエペルくんはクシを渡してくれる。
「髪、乱れてるから……」
『ふふ、ありがと。ヴィルさんに怒られちゃうね』
コンコンッ
『ヴィルさん、自分です』
「入っていいわよ」
ヴィルさんの部屋に入ればヴィルさんとルークさんがいた。
「A…」
『オーディションの結果はどうなりました？』
気を使われたくなくて言葉を遮る。
ヴィルさんははぁ、と溜息をついてから手元の紙を見る。
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紅葉(プロフ) - ユノさん» イメージ……了解しました！一週間ほどお待ちください！ (2021年3月1日 17時) (
レス) id: 3221235e86 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年2月27日 8時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ゼロさんさん» 最初のところですかね…？そこでしたらまだヴィル様は2年生で寮長じゃないのかな〜と、別の前寮長設定です！もしかしてヴィル様って2年生のころから寮長だったりしましたっけ…？まだパソストを見きれてないので…そうだったら教えてください！！ (2020年9月27日 11時) (レス) id: 60d5dfc4f7 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 抹茶タピオカ2号さん» あっ、やっぱりミスってましたね…！修正しときます！！面白いと言っていただけてうれしいです！！ (2020年9月27日 8時) (レス) id: b2f3a0ffd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロさん(プロフ) - 「それじゃあポムフィオーレとして認められた君等！！これから寮に移動するからちゃんとついてきなさい！」って言ってるのはヴィルさんですかね？なら人達、ではなく子じゃが達、の方がいいかと…生意気ですみません (2020年9月22日 13時) (レス) id: 4ea58f861d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2020年8月25日 0時
