ロロノア・ゾロ ページ10
海軍基地に到着した彼女は、その壁によじ登って、捉えられているという”ロロノア・ゾロ”という男を探した。
海軍基地の庭の一角に”その男”は縛り付けられて立っていた。
その姿を一目見たコビーは、あまりの迫力に怯えてしまったが、彼女は気にすることなくその男を観察した。
その男ロロノア・ゾロは、彼女の姿を見つけると話しかけてきた。
ゾ「ちょっとこっち来てほどいてくれねェか。礼ならするぜ、その辺の賞金首ぶっ殺しててめェにくれてやる。ウソは言わねぇ約束は守る。」
彼女は彼の体に密着して縄をほどいていた。
それを見たコビーは怯えていた。
【殺されやしねぇよ、おれは強いからな】と笑った。
その時、小さな女の子が壁を越えて、ゾロに近づいていった。女の子は、初めて作ったという不細工な形のおにぎりをゾロの為に持ってきたのだ。
ゾ「ハラなんかへっちゃいねぇ!!いらねぇつったろ!!帰れ!!踏み殺すぞガキ!」と冷たくあしらわった。
【そのおにぎり貰ってもいいかい?お嬢ちゃん】
「うん、いいよ!お姉ちゃんにあげる」
彼女は少女のおにぎりを一つ受け取りゾロに口移しで食わした。
【うまいだろう】
ゾ「ああ、うまかったよ!知らねぇ男にこんな事をしてよ」
彼女は別に気にしてはいなかった。
ヘルメッポは少女を見つけると、差し入れのおにぎりを勝手に食べたうえ、それが砂糖入りのおにぎりだとわかると、まずいを連呼しながら足で少女のおにぎりを踏みつぶした。
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作者名:WinWin x他1人 | 作成日時:2021年3月9日 10時