ルフィの成り代わり【ワンピース】 (ページ44)

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彼女を地面に寝かせて、ナミは改めて聞いた。

ナ「何で私に手を貸そうなど思ったの？」

【お前の過去になにかあるんじゃねぇかと思ってな
助けを求めるのは悪い事じゃない。人が傷つつくのが嫌と思ってるのなら、それは大きな間違いだ。お前はよくやってるよ、村の為に。自分を犠牲にしてあんな事をしてる。言いたいことはそれだけさ】

それを聞いたナミは涙を浮かべた。彼女の言葉はナミの心の中に刺さった。

林の中では、ウソップがウソップ海賊団とカヤに話をしていた。

ウ「今・・・ここで起こったことを全部、秘密にできるか？」

「そうですよ！！おれたち村のために戦ったのに！！」

「キャプテンだってみんなから見直されますよ！！
村の英雄になれるのにっ！！」

ウ「誤解も何も、おれはいつもの通りホラ吹き小僧と言われるだけさ、みんなに恐怖を与えることはねェ。
村のみんなはその方が安心して毎日を暮らしていける。何も起きなかった・・・みんなウソだったんだ・・・。」

ウソップ海賊団の3人は、キャプテンの言葉に従う事を誓った。

「カヤ、お前はつらいか・・・?」と聞くウソップはりりしかった。
カヤは「・・・いいえ」とウソップの意を汲むと、3人のウソップ海賊団達も誓った。

ウソップは戦場だった坂道に戻ると、彼女達3人に礼を述べていた。

ウ「ありがとう！！お前たちのおかげだよ。お前たちがいなかったら村は守り切れなかった。」

ゾ「何言ってやがんだ、お前が何もしなきゃ、おれ達は動かなかったぜ」

【彼女の為に守っただけ。ただそれだけの事だろ、ウソップ！そうかそうか、カップルか】

彼女は1人でニヤニヤとウソップを見て言っていた。

ウ「そ、そんなんじゃねェ」