頼もしい応援者？ ページ10
.
祐希「これが幼少期。次が小学生で、あ、これは高校生。」
藍「この時点で既に出来上がっとる…」
突然Aさんの写真を見せてきた祐希さん。
どうやらフォルダを漁っていたら出てきたらしい。
…にしても可愛い。どの写真も可愛い。
一緒に写っている子と比較しても圧倒的すぎる。
学生時代はさぞモテただろうな、これは。
藍「この写真欲しいっす。」
祐希「だーれがやるかっ。俺の可愛いいとこがこれ以上変な男に目付けられてたまるか。」
藍「なんすかそれ！！」
祐希「なあ？ほんとのことだろ？」
藍「いやいや変な男って、」
ぐいっと祐希さんが顔を近付けてきて、悪い笑みを浮かべる。
あ、この顔は何度か見たことあるわ。
よからぬ事や変なことを考えてるときの顔。
祐希「……本気で好きなんだろ？」
藍「き、気付いてたんすか。」
祐希「すぐ分かったよ。おちゃらけてるけど本気だってことぐらい。伊達にAの護衛やってないからな。」
藍「…好きです。まじで好きです。」
祐希「Aはやらん。」
藍「即答じゃないですか！？」
俺は第2の父親だからな〜、とニコニコして話すけどこんな勝てそうにない父親いてたまるかって。
誰でも怖気付いてしまうっての。
世界のISHIKAWAだぞ。勝てるわけ。
祐希「まぁ冗談はさておき」
藍「冗談に聞こえないんすよ祐希さんの場合…」
祐希「本気なら応援はするけどな。でも落とすのは難しいと思うぞ。」
年上が好きだからですか？と言いそうになるのを堪える。
あっぶね、ワンチャンこの前盗み聞きしたのバレるわ。
藍「なんでですか？そんな勝率ないっすかね？」
祐希「Aには俺と同い歳の兄がいるんだけど、そいつと俺の影響をもろに受けまくって、年上好きになってるんだよ。小さい頃は真佑も含めて4人でずっと一緒にいたし。」
なるほど…兄妹がいたんか。
Aさんの兄だからきっとレベチなんやろな。
それにこの過保護な石川祐希といういとこもいて。
常に身近にハイスペ年上男性いたら、そりゃ年上好きにもなるか。
でもよかった。年下を受け付けない絶対的な理由があるってわけじゃなくて。
急に思いもよらぬ形で謎が解けて、心の中でガッツポーズをする。
藍「祐希さんありがとうございます！」
祐希「感謝されるようなことしたか？(笑)
……あ、じゃあ1ついいことしてやるよ。」
藍「いいこと？」
祐希「LINEやるよ、Aの。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 771人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絢瀬(プロフ) - ネオンライトさん» 藍くんに言って欲しいことをつらつら書いてたら11話目ができあがりました(笑)今後の彼の言動にぜひ注目して下さい(◜ᴗ◝ ) (10月26日 23時) (
レス) id: 59099b14e1 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンライト - 現時点での最終話、まるで漫画の主人公みたいな名台詞に思わずおぉっすげっ！？となりました。 (10月25日 20時) (レス) @page11 id: 1121998891 (このIDを非表示/違反報告)
絢瀬(プロフ) - re06さん» うわわ嬉しいです…初小説なのでいろいろと試行錯誤しながら面白いもの書けるように頑張ります( ᵒ̴̶̷̤-ᵒ̴̶̷̤ ) (10月14日 12時) (レス) @page6 id: 59099b14e1 (このIDを非表示/違反報告)
re06(プロフ) - 設定もお話も好きすぎて即ファンになりました。応援してます！ (10月14日 1時) (レス) id: 05d3a887b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：絢瀬 | 作成日時：2023年10月11日 21時
