犬が犬じゃなくなった ページ6
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以前もほとんど同じような会話をしたことがあるのだが、その時はすっごく落ち込んでた。犬じゃないけれども、耳と尻尾が垂れ下がってるのがはっきりと見えたもん。
じゃあしばらく会えないってことですか？
えー、寂しい…練習頑張れないっす。
時間あるときちょっとでもいいから顔出してほしいです。
みんなもだけど、俺が1番Aさん来るの待ってます！
……って、当時はものすごい勢いで言われた。
これを近くで見てた西田くんは" ほんっと犬じゃん。"って言ってたっけ。
だけど今回はどうだろう。
残念そうにしているのは確かなんだけど……違う。
いつもの�盒兇�んじゃないような。
遠慮っていうか、我慢している感じがする。
たまたまなのかな？それとも気の所為？
藍「Aさん。……Aさん？」
『…あっ、ごめん考え事してた。どしたの？』
藍「なんか深刻な顔しとったから、何かあったのかなって。」
それはこっちのセリフだよ、って言いたくなるのをぐっと堪える。
『ううんなんでもないよ。』
藍「そっか。仕事も大変やろうから、ここに来るの無理しないで下さいね。」
『いいよ私のこと気にかけなくて。大事な選手なんだし、自分のこと第一に考えてね！』
藍「でも…、分かりました。お互い無理せんよーにってことで！」
『おっけーおっけー(笑)』
この後はいつも通り他愛もない話をした。
けど�盒兇�んが普段と同じようで違う違和感はずっと拭いきれなかった。
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昼休憩時、私は祐希に声をかけた。
『今日の�盒兇�ん変な感じしない？』
祐希「藍が変？いや、練習中は至って普通だったけどな。」
『そう？ならいいんだけど。』
私よりも�盒兇�んのことを知っている祐希がこう言うのだから、あのとき感じた違和感はただの勘違いかな。
そんな彼は今、近くで山本さんとじゃれ合ってる。
……うん、これは通常の�盒兇�んだわ。いつも通りだ。
『よし、じゃあ今日はだいぶ早いけど上がらせてもらうね。』
祐希「お疲れ。今日もありがとな、また暇なとき来てよ。」
『おっけ！いつもみたく日時連絡するね。』
小野寺「あれれ？Aちゃん今日はもう帰っちゃうのか。」
山内「2日連続来てくれてありがとね。帰り道気をつけて。」
私が帰ることを知って、わらわらとみんな集まってくる。
すると視界の左側でビクッと肩を震わせてから、勢いよく振り返ってこっちに駆け寄ってくる�盒兇�んが目に入った。
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絢瀬(プロフ) - ネオンライトさん» 藍くんに言って欲しいことをつらつら書いてたら11話目ができあがりました(笑)今後の彼の言動にぜひ注目して下さい(◜ᴗ◝ ) (10月26日 23時) (
レス) id: 59099b14e1 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンライト - 現時点での最終話、まるで漫画の主人公みたいな名台詞に思わずおぉっすげっ！？となりました。 (10月25日 20時) (レス) @page11 id: 1121998891 (このIDを非表示/違反報告)
絢瀬(プロフ) - re06さん» うわわ嬉しいです…初小説なのでいろいろと試行錯誤しながら面白いもの書けるように頑張ります( ᵒ̴̶̷̤-ᵒ̴̶̷̤ ) (10月14日 12時) (レス) @page6 id: 59099b14e1 (このIDを非表示/違反報告)
re06(プロフ) - 設定もお話も好きすぎて即ファンになりました。応援してます！ (10月14日 1時) (レス) id: 05d3a887b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢瀬 | 作成日時：2023年10月11日 21時
