そういえば ページ12
.
『このパスタ美味しすぎっ…！』
藍「でしょ！でも良かったんですか？俺の行きつけのとこで。」
『うん！�盒兇�んの行きつけなんて絶対美味しいとこなんだろうなって思ったし。』
藍「俺のこと買いかぶりすぎっすよ〜。」
数日前、突然連絡が来たかと思えば
日頃サポートしてくれているお礼がしたいとご飯に誘われた。
たまたま私の休みも重なっており、断るのもあれかと思って、
厚意に甘えさせてもらうことにした。
それで�盒兇�ん行きつけのお店に来たんだけど
これがまたすーごい美味しい洋食店で。
個室だからゆっくりできるし雰囲気も良い。
選店もセンスあるなぁ…ともぐもぐしながら考える。
「今日思い切って誘ったんですけど、来てくれてほんと嬉しかったです。」
『断る方が失礼かと思っちゃって。
それより女の子から気に入られてたみたいだけど？？』
「あれは違います！興味もなかったし俺だって困ってたんすよ！」
『あはは〜そうなの？(笑)』
でも女の子たちが声かける気持ちも理解できる。
これだけ身長が高くてスタイルが良くて。
サングラスをかけてても分かるこのイケメン具合。
ルックスだけ見ると100点満点だもん。
そりゃ逆ナンもしたくなるよね。
.
ご飯を食べてからはあてもなくぶらぶらして、
雑貨屋とか服屋とか、お互い気になるお店に入ったり。
「新しいランニングシューズ買おうと思ってるんですけど…
どっちがいいですかね？」
『�盒兇�んをイメージするなら……こっちかな。』
「じゃあこっちにしよっと。」
『決めるの早くない？私選んだ方でいいの？』
「いーや、Aさんに決めてもらうことに意味があるんですよ。」
「これAさんに似合いそう！1回着てみません？」
『私着るには派手すぎないかこれ…！』
「似合うんで大丈夫っす、俺保証するんで。ほらほら！」
『着るだけね！着るだけ！』
�盒兇�んはランニングシューズを、私は洋服を買った。
買ってもらってしまった、という表現の方が正しいかな。
"買わせて俺に！絶対！"ってすごい勢いで言われて圧に負けたよ25歳。
申し訳ないな…と考える私の隣を
�盒兇�んはいつも以上のテンションでルンルンと歩く。
日本を代表して戦うプロバレーボール選手ということを
思わず忘れてしまうほど、無邪気であどけない。
まさしく年相応って感じで。
……あ、そういえば大学生だったな、彼。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 771人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絢瀬(プロフ) - ネオンライトさん» 藍くんに言って欲しいことをつらつら書いてたら11話目ができあがりました(笑)今後の彼の言動にぜひ注目して下さい(◜ᴗ◝ ) (10月26日 23時) (
レス) id: 59099b14e1 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンライト - 現時点での最終話、まるで漫画の主人公みたいな名台詞に思わずおぉっすげっ！？となりました。 (10月25日 20時) (レス) @page11 id: 1121998891 (このIDを非表示/違反報告)
絢瀬(プロフ) - re06さん» うわわ嬉しいです…初小説なのでいろいろと試行錯誤しながら面白いもの書けるように頑張ります( ᵒ̴̶̷̤-ᵒ̴̶̷̤ ) (10月14日 12時) (レス) @page6 id: 59099b14e1 (このIDを非表示/違反報告)
re06(プロフ) - 設定もお話も好きすぎて即ファンになりました。応援してます！ (10月14日 1時) (レス) id: 05d3a887b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：絢瀬 | 作成日時：2023年10月11日 21時
