それは突然に ページ2
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トイレに行った帰りに控え室の前を通ろうとすると、
中から男女の話し声が聞こえてきた。
女性は1人しかいないから確実にAさんの声だ。
ほかは、、誰だろう。
本当はよろしくはないけど、少しだけ聞き耳を立てる。
2人いる……祐希さんと関田さんか？
祐希「Aも25歳か。いい歳だし、相手いないの？」
『え〜いないよ。職場でも出会いないし。』
関田「まだいいと思うけど、余裕こいて婚期だけは逃すなよ。」
『うっ、刺さる言葉…頑張ります。』
祐希「でも相手作ろうと思えば全然作れると思うけどな。理想高かったっけか。」
『理想なんてそんなそんな。結局は好きになった人が好きだから。』
関田「これだけは譲れない！っていうもんもないの？」
『譲れないもの……あ、1つだけあるかも。
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自分より年上がいいなぁ。』
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ちょっと待って、今なんて？
動揺して壁に肘がぶつかって、ドンっと音を立ててしまう。
やべ、
『ん、外に誰かいるの？』
控え室の扉が開けられる前に、俺は急いで駆け出した。
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体育館までそう遠くないのに、距離があるように感じる。
自分より年上がいいな
何回も頭の中で繰り返される。
Aさんって年上好きやったん？
普段から誰とでも分け隔てなく接してたし、なんかそういうタイプとかはまぁ知らんかったけど…てっきり別に歳なんて関係なさそうなイメージがあった。
藍「いやなにを勝手に思い込んでたん俺、、」
さっきの言葉を思い出してショックを受ける。
表面上ではへらへらしてて軽率に可愛いとか言ってる俺だけど、実は密かにAさんを想っている。
ほかの人に気付かれてるかは分からんけど。
いやそんなんどうでもいい。
俺は22歳で、Aさんは25歳。
1歳年下ぐらいなら気合いでなんとかできそうな気もしなくはないけど、3歳差はさすがに無理がある。
年上男性が好きな女性は年下男性のことを、可愛い弟とか犬みたいに思っていることが多いって、前になにかで見た。
……Aさんのことだから、もろそれに当てはまりそうやない？
けれど、年齢の壁だけで簡単に諦められるようなものじゃない。
俺はしっかり彼女が好きなんや。
藍「これは1人じゃどうにもならん案件やな…」
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絢瀬(プロフ) - ネオンライトさん» 藍くんに言って欲しいことをつらつら書いてたら11話目ができあがりました(笑)今後の彼の言動にぜひ注目して下さい(◜ᴗ◝ ) (10月26日 23時) (
レス) id: 59099b14e1 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンライト - 現時点での最終話、まるで漫画の主人公みたいな名台詞に思わずおぉっすげっ！？となりました。 (10月25日 20時) (レス) @page11 id: 1121998891 (このIDを非表示/違反報告)
絢瀬(プロフ) - re06さん» うわわ嬉しいです…初小説なのでいろいろと試行錯誤しながら面白いもの書けるように頑張ります( ᵒ̴̶̷̤-ᵒ̴̶̷̤ ) (10月14日 12時) (レス) @page6 id: 59099b14e1 (このIDを非表示/違反報告)
re06(プロフ) - 設定もお話も好きすぎて即ファンになりました。応援してます！ (10月14日 1時) (レス) id: 05d3a887b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢瀬 | 作成日時：2023年10月11日 21時
