15:真面目ちゃん ページ16
「「いぇーいかんぱーい！！」」
すっかり意気投合したであろう坂田と瑞樹ちゃんの声を合図に飲み会が始まった。
志麻くんと坂田と瑞樹ちゃんと僕はビール、うらたんはジュース、佳那ちゃんはカルーアミルクを手に乾杯をする。
「市来崎ってお酒苦手なの？」
「あー…別に苦手なわけではないんですけど…。」
前に座ってる佳那ちゃんとその隣に座ってるうらたんが喋ってるのをお酒を飲みながら見ている。
…羨ましい。
「そんなことないですようらたさん！佳那は結構お酒飲みますよ！」
「瑞樹…あんたはいつも余計なこと言わないで…。」
「あれ？じゃあなんでカルーアミルクなん？」
「飲めるんやったら一緒にビール飲もうや〜！」
もともとそんなにお酒に強くない坂田はもう若干酔いかけている。
瑞樹ちゃんも酔いがまわるのが早いのか顔がほんのりピンクになっている。
そんな2人はうらたんと佳那ちゃんの会話を聞きつけてウザ絡みっぽいことをしている。
うらたんの前に座っている志麻くんも純粋に気になったようで会話に混ざっている。
かくいう僕も気になっている。
酔ってなんかしでかしたことあるんかな？
「え…いや、なんでって…。」
「ええやんええやん教えてや〜！」
「いや、だって明日も仕事あるじゃないですか。」
サラリ、と。
さも当然かのようにそう言った佳那ちゃん。
いや、佳那ちゃんは当然っちゃあ当然のことを言っているのだ。
でも普段こんな風に飲みまくる僕らからしたらその言葉は信じられないもので。
「え、じゃあ佳那ちゃんが飲まへんのって明日のため？」
「そう言ってるじゃないですか…。」
当たり前だろう、とそう言うかのような目で僕のことを見る佳那ちゃん。
「あのさ、市来崎ってもしかして…。」
「ものっ凄いクソ真面目なだけですよ！！」
うらたん、いや、佳那ちゃんと瑞樹ちゃん以外全員が疑問に思ってたことにもう完全に酔っているであろう瑞樹ちゃんがハイテンションに答える。
いや、真面目なのはいいことなのだ。
ただ、あまりにも真面目過ぎないか？
「…僕今日これだけでいいわ…。」
「俺も今日はいいかな…。」
佳那ちゃんの真面目っぷりに気圧されて、瑞樹ちゃん以外はみんなお酒の量がいつもより少なかった。(うらたんを除く)
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rin.rain.(プロフ) - かん。さん» かん。さんの作品これからチェックしますね！！そんな素敵な作者さんにレスがもらえてこちらこそ光栄です...! (2018年2月6日 21時) (
レス) id: 15ed3460f9 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - rin.rain.さん» コメントありがとうございます！“この作品好き”と言ってもらえて感動しております( ；∀；)最後のすれ違いのシーンも結構力を入れたので“切ない”と思ってもらえて光栄です！番外編も更新は遅いと思いますがお楽しみください(*^^*) (2018年2月6日 20時) (レス) id: cd9f88499d (このIDを非表示/違反報告)
rin.rain.(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当にこの作品好きです！「期待してた」の流れが本当にすれ違いが切なくて...番外編や違う作品も楽しみにしてます！ (2018年2月6日 20時) (レス) id: 15ed3460f9 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 2度目のコメントありがとうございます！センラさんの作品は少ない方なので少しでも増えてほしくてこの作品を作ったんですよね…！楽しんでもらえたなら幸いです！！番外編も頑張りますね(*^^*) (2018年1月15日 17時) (レス) id: cd9f88499d (このIDを非表示/違反報告)
高瀬その(プロフ) - 2度目のコメント失礼します〜！（又此奴かよとは言わないであげてください）完結おめでとうございます！数少ないセンラさんのお気に入り作品でもう本当終始可愛かったです有難うございました！（？）番外編楽しみにしております〜！ (2018年1月14日 23時) (レス) id: 7b6c74a60b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kaecchi0632/
作成日時：2017年11月25日 0時
