壊れた世界に君とふたり【呪術廻戦】 #2

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貴「だ、大丈夫






止血はしたから命には関わらないし、それと、彼ならもう、大丈夫だと、思う」


東「…」





私を抱きしめたまま、葵くんが横たわる彼を睨みつけるのが見えた
とんでもない剣幕で威嚇しているみたいだった





青「こっち見んなよゴリラ





見りゃ分かんだろ
大口叩いて使った術式はほとんど通じなかったし僕は顎を殴られて口しか動かないんだよ




戦う気力もない」





東「ハニーを殺そうとしておいてその程度で済むと思うのか？」




青「喧嘩なら買ってもいい」




貴「だめー！」











「…大丈夫か？！」
「何があった！」






青「…ふん」







駆け寄ってきた術師たちに嘘も交えて軽く説明をした




鎌塚青が慣れない術式の使用に戸惑い今回の破壊に至ったこと
人的被害はゼロであること
互いの負傷は瓦礫に巻き込まれたものであること












葵くん1人を除いて、その場にいる誰もが有事ではないと勘違いしてくれた

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