壊れた世界に君とふたり【呪術廻戦】 #2

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貴「葵くん」



東「ん？
どうかしたか」





片付けを終え、愛車に向かって砂利の道を2人で並んで歩く







鎌塚青はまだやることがある、とお墓の方に残っていた
多分、まだ墓前で話したいことがあるのかも







貴「私、ずっと自分を責め続けるかもしれないって言ったけど、変わるかもしれない」



東「！
今日のことがきっかけか？」




貴「うん
さっき言われたこと、考えてたの」



東「奴が言ったことか」




貴「そう


誓いは生きてる人に、葵くんに立てろって言った





私、これから先はずっと、責任を取るために戦い続けようと思ってた」





けど、それは今になって違うような気がした




東「…」





貴「逃げた責任



戦う責任



生きる責任

…他にもいっぱいある





だけど、それらを抜きにしても、戦う理由って他にもあったなって今気づいた」




東「何だ？」






貴「葵くんなの」




東「オレが…？」







立ち止まった葵くんの正面に立ち、自分の拳をその胸にトン、と置く

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