水柱からの愛が重すぎて夜しか眠れない【冨岡義勇】

柱合裁判１ ページ14

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　どうやら今日は柱合裁判が開かれるらしい。

久しぶりの休日に喜んでいたらば、つい先ほど、私の鎹鴉からの伝令で冨岡としのぶが行った合同任務に隊立違反をしでかした鬼殺隊士がいるらしく裁判にかけられるらしい。

　そして、私が何より驚いたのはあの冨岡も鬼の味方をし、隊立違反をしてしまったということだ。それを聞いて真相が聞きたくて堪らなく、私はすぐにでも家を飛び出した。


「はぁ、はぁ、ッ疲れた。」

「…おお、Aじゃねえか。旦那が派手に隊立違反をしちまって心ここにあらずな感じだな。心配だったのか？」


息を切らしながら滑り込みでなんとか間に合えば、宇髄が私の肩に腕を回しながら絡んできた。言っておくが、私は冨岡と違って人脈もそこそこあるし柱との仲も良好だ。…勿論しのぶほどじゃあないけど！

　まあ、それはそうとして。


「冨岡は私の旦那じゃあないし付き合ってもないから。」

「……うそだろ？」

「あっさりだね。信じてくれるんだ」


　急に肩に腕を回すのをやめたかと思えば、私の頭を人差し指で突き、「冨岡かAか、って言われたのなら俺はお前のド派手な意見を信じるだろうよ」と、さらりと少し恥ずかしいことを言ってくれた。まあ宇髄のことだ、深くは考えない。

すると宇髄は、しばらく顎に手を当てて考えるような仕草をしてみせる。


「ただ、そうだな。もしお前が本当に独身で旦那が居ねえクソ寂しい独り身のままってんなら、俺がお前を嫁としてド派手に貰ってやるよ」

「…そうね、その時はお願いしようかな。」

「………お、おおう」



　そのあと、ぎゅっと心臓のあたりを抑えた宇髄が「冨岡、こりゃあド派手な強敵だぜ…」と、つぶやいていたのに、私は知る由もなかった。



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余談

宇髄さん何気すこなんです、えへ。
柱合裁判ちょっと続きます〜！

皆様のおかげで赤星になりました！(´；ω；`)ｳｯ…
皆様有難う御座います…！


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