LDH princess 6

▽ ページ13

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『もう、終わりか』


なんて落ち込んでる私、


1回ぐらいでも許せないもんは許せないんだよ。

私は、静かに荷物をバッグの中に入れて

静かに家を出た。






『...ありがとう。広臣。

だいすきだったよ。』


マンションの下で一礼をして

警備員さんに挨拶をしてキャリーを引きずりながら

優菜の家に足を運ぶ。









優菜「はぁ！？

彼氏の浮気が発覚してでてきたの！？」


『...うん。』



優菜には、彼氏が広臣だって事は内緒にしている


バレたら、隆二さんに会わして！とか頼まれそうだから



優菜「はぁ、なんでよ。」


『夜の飲み会で、女の人と肩組んで抱き合ってたんだ』


優菜「それ、彼氏に聞いた？」


『きいてない。

けど、否定も認めても...』


優菜「なにそれ、

聞いてないのに否定も認めてもないってわかるの？」



やっちゃった...


私は、もうバレたら話すしかない。と思い

すべて話した。



あのバクステから広臣とご飯を行くようになったのと


それから付き合ったこと。


同棲していたこと。


すべて全て話した。


優菜「もう、なんで言ってくれなかったの」


『...隆二さんに会わしてって言われそうだったから』


優菜「親友の彼氏になんで、頼まないといけないのよ。

それに、私彼氏いるし」


『まぁ、彼氏いるのは知ってたけど

ひと目だけでも！！って...』


優菜「言いませんから、」



はい、言いませんよね。


なんて、折れてしまったけど

もう、そんなのなんてどうでもいい。





携帯を見れば


広臣からの、何件の着信もが来ていた。





私はそっと、




...電源を落とした。








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広臣side




「くそっ！」


リビングのソファーを思いっきりなぐる。



あぁ、何でこうなんだよ。


はやく、誤解だって言いたい

はやく、抱きしめたい

はやく、はやく、






...Aに会いたい





社長に言われた言葉。



社長「脅しがかかっている。

だから。どうするかは登坂くん次第だ。




今の彼女を公表する方法もあり。

このモデルと付き合ってる。と猫をかぶるのもあり。」



このモデルと付き合ってる。って


なんで、あんなケバい女と付き合わないといけねえんだよ。




ああ、食事に行った俺が馬鹿だった。



「公表して、幸せになれるかな。」



もし、アンチが来たら？


なんて、不安がおきてしまい。

もうこの考えは明日に回そう。


と思い、寝てしまった。







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