LDH princess 4

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次の日の朝


広臣はもう仕事に行ってた


喧嘩の日の次の日の朝はいつもこんな感じ

仲直りしたら別だけど

喧嘩が長引いたら

広臣が先に行ってるか

私が先に行くかで

一人でついてたら

メンバーに勘づかれてその場で仲直りさせられる



『広美 広樹いい子で待っててね？』


広樹「あ〜い！」


広美「にゃ〜い！」



ちょっとだけ言葉を喋れるようになった二人


広樹はほんと小さい子が喋ってそうな言葉だけど

広美は誰が喋ってる？って感じな言葉


2人とも全く違うくて面白い



『じゃあ、お願いします。』



広臣のお姉さんに二人を預けて

事務所に向かう


事務所の前についたら

一深呼吸をする



無事に終わりますように



『おはようございま〜す。』



え、


楽屋のドアを開ければ

雑誌を読んでいる広臣だけの姿




早くつきすぎちゃった？


と思い時計を見ると

9:30


30分も早くついちゃったな

ああ、もうほんとダメだな


二人でいつもいるのに

静かでも心地いいのに


今は全くそんなの感じない

どっかに行きたい



楽屋のドアが開いて

キューピットが！って思ったけど


剛典「おはようございます。」


入ってきたのは

珍しく早い剛典の姿だった



もっと居ずらくなる楽屋

早く誰か来てください。


剛典「昨日は、ごめんな、」


今謝られたら

もっと私たちの仲が悪くなるよ？


『え、あ、うん、いいよ』


私は気まずそうに返して

携帯に目を通した



左から突き刺さる視線

もしかしてバレた？


「ふ〜ん、そういうこと？

岩ちゃんと飲みに行ってたから

俺に内緒でいったんだ〜


いい度胸してんじゃん」


ダメだ


今は広臣が鬼に見えて

剛典が天使に見える



剛典に助けを求めるが

やばいと察したのか

楽屋を出ていった


今出ていったら私壊れるよ



『え、違うけど』


「じゃあなんで謝ったの？」


『そ、それは』



言えないよ


昨日キスしましたって

剛典の好きな人は私ですって


絶対言えない

言ったら私も剛典も危ない目にあうよ



「ふ〜ん、言わないって事は

もうここで襲っていいってことだよね？


じゃあ襲うよ？」


『ちょっ、やめよ』



本当に服の中に手が入ってきたから

慌てて離れて


拒否をする。



全部話すからと言って

全てキスしたことも

全て話した




すべて話し終えたあと

唇に暖かい感触が









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