LDH princess 3 (ページ30)

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『...痛かった』

「よく頑張ったな」

治療は

約15分ぐらいかかった

そんなに虫歯が大きかったのだろう

お陰で

看護師さんの服しわくちゃにしちゃった

広臣の横に座り

肩にもたれていると

安心感が出たのか

またいつの間にか寝ていた

...

『...ここどこ？』

「俺らの家だよ？」

目を覚ますと

見慣れない天井

俺らの家って

昨日までこんな天井じゃ無かったよ

ゆっくり

怪しまりながら進むと

キッチンもなんか広くなってるし

テレビだってワンサイズ大きい

ソファーだって

白色から黒色に

机だって真っ白だったのが透明になっている

そして

前まではマンションに住んでいたのに

今は二階もあるし

三階だってある

三階に行くと

子供部屋があった

三部屋あるってことは

三人作りたいってこと？

三つ子生んだらあっという間だね笑

そして二階に行くと

ベランダがあり

そこから見る景色は

あまり変わらない

けど

近くにあったお花屋さんがない

壊れちゃったのかな？

そして部屋を見ると

二部屋ある

一つの部屋は

私の服やベッドや

私のものが沢山

そしてもう一つの部屋は

黒で統一されていて

広臣のものがたくさん

一階に行き

洗面所の方を歩けば

洗面所はボイトレ室へ

え、いつの間に変わったの

すげぇ

後ろを見れば

透明なガラスで

中に見えるのは

お風呂

ここはホテルかよ

なんてね、

お風呂の横にはトイレが

トイレは流石に色があるよね

無いなんてただの変態じゃん

そしてリビングに戻ると

広臣が立っていて

「ようこそ、

我が家へ！！！！」

『ふふっ笑

なによそれ笑』

と笑うと

笑うなよ、なんて言って

顔を手で隠していた

『買ってくれたの？』

「うん、

将来のためにな」

『ふふっ、ありがとう』

「どういたしまして

子供作りする？」

『いつまでたっても

変態なんですね』

「それがAの旦那」

『わかってるよ』

そのまま

お互いを求めるかのように

何度も愛し合った

初めての家で

初めての夜の過ごし方は

愛し合うんですね、

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