LDH Princess10

▽数年後 ページ37

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20××年




俺たちはツアーをしている。


Aが休止して2年がたった。



声も徐々回復して、今では歌を歌える。


家でも普通にいるんだけど


たまに家にいない時がある。まあその理由は教えてくれないんだけど...





「ただいまー、」





と言っても返事がなし。


ってことは今日もどこかに行っている。



暇だなあ。


岩ちゃんに連絡すると、岩ちゃんの彼女もいないらしくて


二人で飲みに行くことになった。





剛典「臣さん！」


「悪い、遅くなってしまって、」


剛典「全然！今来たところですから！」





って言ってる岩ちゃんだが


手も真っ赤で 鼻も真っ赤

結構待ってくれたのであろう。



こういうところも人気のひとつだよなあ。


来た店は、焼肉。



ツアー中だけど 今日だけは...。という甘い考えで。笑


適当に頼み、ビールで乾杯する。





剛典「最近、外出多いんですよねえ、」


「俺のところも、」





もちろん、会話に出てくるのは愛しの人の話で



ビールを片手に話をする。





「一昨日もどこかに行ってさあ、

帰ってきたの12時だよ？
ほんと、なにやってんだか、

聞いても教えてくれないし」


剛典「俺のところもですよ。

大学生になったからって外出多いし
昨日はいたけど、一昨日も12時だったし

でね？ちょっと怪しいところを見たんですよ。」


「なになに？」


剛典「滅多に着ない。ジャージを持っていってるんです。」


「...え？それだけ？」






もうちょっと、タバコの匂いが...。とかやったら怪しいのに



誰だってジャージぐらい着るだろ。


普通に、笑






剛典「臣さんわかってくださいよ！

しかも！三代目のメンバーしか持ってないジャージ！
俺のぱくったのかな。って思ったのに
俺の分もあって...

洗濯物を畳んでる時
太もものところにAって書いてあって
やっぱAのやつだったんだなあ。って」


「それは怪しい。

けど、俺の嫁かもしれねえよ？」






岩ちゃんは、ん〜。と悩み





剛典「でも！苗字の刺繍してなかったんです。」


「え？

それじゃあAのじゃないな。」


剛典「でしょ〜？

本当に怪しいの...。」






岩ちゃんはシュンとしてしまい




浴びるほど岩ちゃんは、呑んでしまった。


さてどうする。








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