真面目 vs ヤンキー２ (ページ39)

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真面目 vs ヤンキー２ページ39

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机の上で弁当をつつく

『はあ...』

ため息をつく私。

そんな私を心配してくる亜嵐と涼真。

涼真「Aさ、」

『ん？』

涼真「本当はなんかあったんだろ？あの時。」

『ん～、うん。』

亜嵐「なんで言わなかったんだよ。」

『...なんでだろうね。

あの光景を思い出したくないからだよ。きっと。』

本当に思い出したくない。

喋るだけでも思い出してしまうあの光景。

辛いんだよ。辛すぎるんだよ。

私以外の人が触れてるって感じると...。

『はあ...。』

涼真「話しちゃいなよ。」

『ん～、わかった。』

そして、すべてを話し

亜嵐たちは難しい顔をした。

なんでだろう。

亜嵐「それってさ...誰だったの？」

『わかんない。

けど綺麗なお姉さんだった。
身長は、剛典くんの方がデカかった。

綺麗な服きてたなあ。』

涼真「まさかの年上！？」

『制服じゃなかったから、多分年上と思う。』

びっくりする二人。

そんなにお驚くことを？！

って感じの私。

だって、剛典くんに彼女がいないわけない。

亜嵐「事情を聞きに行こ！」

『ちょ、』

涼真「でもそれって、Aから聞いた方が...。」

『はあ？！無理無理！』

亜嵐「あ、借り物競争。」

『え、うそ。』

そして、丁度いい時に

＂次の行事は借り物競争です。

借り物競争に出る方は
今すぐ運動上のテントにお集まりください。＂

と流れる。

早く打つ心臓。

なんで、

涼真「あ、剛典先輩」

涼真が見てる方向を見ると

さっき私が見た人と一緒にいる。

やっぱり...。

亜嵐「あの人？」

『...うん。』

涼真「よう見たら、奥に男の人おるよ？」

『え？』

そして見ると、剛典くんと絡んでた人は

違う男の人と腕を組み

剛典くんを暖かく見守っていた。

...公開浮気？

亜嵐「いや、公開浮気はない。

絶対お母さんだって、」

涼真「俺も思う。」

『...お母さん。』

剛典くんの、お母さん。

そして横にいるのは、剛典くんの、お父さん。ってこと？

あんな美男美女の息子が美男！？

...でも確実にそう決まった訳でもない。

『...ご馳走様。』

涼真「え、まだ残ってるじゃん。」

『食欲わかなくて、』

亜嵐「ダメ。食べて。」

『無理。』

亜嵐「あ！剛典先輩！」

『え、』

私は慌てて、カーテンの中に隠れた。

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今日から復活です！！！！

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