真 面 目 vs ヤ ン キ ー 2 ページ37
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体育祭の前日
俺はよく眠れなかった。
兼子が言ってた言葉も気になるし
岩ちゃんがどの紙をとるかも気になるし
隆二「...臣、なんでここにいんの?」
広臣「落ち着くから、」
直人「まあ、思い出の場所だからなあ。」
隆二たちと来ているのは、いつも通っていた駄菓子屋。
小さい頃から通っていて
高校生でもたまに行っていたけど
三年になってからは久しぶりかなあ。
健二郎「うわ!紐飴やん!」
直己「当たりでなかったら、ジュース奢り。」
健二郎「お!やったるで〜!」
いつも、健ちゃんと直己が勝負している紐飴。
当たりは、でかい飴で 穴にハートがある。
それを目指して頑張るのだが
結果は健ちゃんが負ける。ってゆうのがオチ。
直人「どうせは、負けるんだからやめとけよ〜ッ!」
健二郎「うるせえ!」
隆二「直己、がんばれ〜!」
直己「10連勝目指す。」
せーのっ、という声で 紐を引っ張り
上がった飴は、アタリの飴とハズレの飴。
そして引いたのは...
直己「っしゃあ!10連勝!!!!」
健二郎「くっそ〜!」
直己だった。
ふと思い出した。
何するのも俺に勝っていた岩ちゃん。
何するのも岩ちゃんに負けてた俺。
だから、明日の結果も岩ちゃんが勝つと思えてきた。
直己「まあさ、絶対俺が勝つわけじゃないよ。
たまたま、健二郎が負けているかもしれないし
ただ弱いだけかもしれない。
だから、自信を持って?な?」
広臣「...ありがとう。」
それから、駄菓子屋を出て
俺は家に帰った。
右から2番目。それとも、左から2番目。
どっちにしようかな。
ここはゆうこと聞いて取るべきかな。
その時、電話が鳴った。
携帯の画面を見ると、Aの文字が。
慌てて電話に出る。
『...もしもし、』
広臣「どした?」
『...最後の挨拶をしようと思って、』
広臣「一生のお別れじゃないんだから、いいのに。」
『...まあ、そうですね。
明日が最後か...。
寂しいなあ。』
広臣「岩ちゃんには連絡したの?」
『したけど、繋がらなかったです。』
広臣「そっか、」
今頃寝てるのかあ。
そして長話をして、明日体育祭だから。と言って
電話を切った。
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真 面 目 vs ヤ ン キ ー 決着まで
あと9時間
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ダッグ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年2月1日 21時) (レス) id: 58b6059611 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 受験頑張ってください。かげながら応援してます。 (2018年2月1日 19時) (レス) id: 33e9cfb677 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タカノリ ダッグ | 作成日時:2017年10月31日 19時