真面目 vs ヤンキー２ (ページ34)

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真面目 vs ヤンキー２ページ34

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いよいよ、体育祭を明日に迎える日がやってきた。

みんな、まだ体育祭じゃないのに

＂明日の髪の毛どうする？＂

＂今日髪の毛切りに行くんだあ！＂

なんて、もうみんな体育祭に張り切っちゃってね？

亜嵐「結局LINE返ってきたの？」

『え、あ、うん。』

一昨日、無理やりラインさせられて

昨日返事返ってきてたけど

絶対私似合わない。って感じのやつだったから黙ってたのに。

思わず勢いで頷いてしまった。

涼真「なんてなんて？！」

『...オールバックのポニーテール。』

亜嵐「...ようわかっとるやんその先輩。

デコのつむじとさ？
項が見れるねんで？ダブルでくるやん。」

『なんで関西弁。』

はあ、やだなあ。

前髪ないからいいんだけど

いつもは、前髪をわざと長い髪の毛で？わざわざ作ってたけど

今年はそんな手間はいらないみたいですね。はい。

...やっぱ、大人っぽい人が好きだよねえ。

亜嵐「なに落ち込んでるんだよ！」

涼真「その髪型で行って明日ビシッと決めてこい！」

『無理。

だって、...みんなの目が怖いもん。』

亜嵐「恋愛にみんなの目なんて関係ねえんだよ。馬鹿」

『なっ！馬鹿ってなによ。』

涼真「うん。確かに

恋愛に周りのことなんて必要ない！
自分のことだから、ね？」

涼真もそっち側か！

はあ、でもなんか心に引っかかるんだよなあ。

もう一人いるからなんだろう。

気を使ってしまってる部分もある。

亜嵐「後悔だけはすんなよ。」

涼真「あと、喧嘩とな？」

『いや、誰とするのよ！』

喧嘩なんて...多分しないよ。

だって、最近顔を合わせないし

前までの生活に戻っただけなのに

なにか物足りない。

亜嵐「...Aにはたくさんお世話なったからな。

本当に幸せになってほしい。
泣かすことだって沢山ある人だと思うんだ。

だからって、強気になんなよ。」

『わーってるよ！

一匹狼なめんなよ？笑』

涼真「俺は、俺の手で幸せにしたかったなあ。って気持ちがある。

辛くても泣かしてしまっても俺の手で包み込んであげたかったなあ。って
でも！俺は、ここの立ち位置に入れるだけで幸せだから。」

『...涼真、ありがとう。』

この言葉たちは、翌日の体育祭に向けて

前に進む言葉として胸に刻みたいと思う。

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真面目 vs ヤンキー決着まで

あと...

１日

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