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真 面 目 vs ヤ ン キ ー 2 ページ21

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あちゃ〜、私なにやってんの!



記憶喪失のまんま、過ごして


離れていってもらおう。って思ってたのにっ!

私の馬鹿馬鹿馬鹿!!!!




広臣「記憶喪失じゃないの?」


母「岩ちゃんのことだけ思い出しちゃったんじゃないの?」


『う、うん。』





なんとか、カバーをしてくれたのだが



みんなの顔は私を見ている。


ここは本当にいうべき?






『え、えっと、』


敬浩「A、本当のことをいえ。」


剛典「頼む。」


『わ、わかった。

みんな、ごめんなさい。
記憶喪失にはなってない。ちゃんとみんなのことが分かるよ。』


広臣「だったらなんで、」


『こんな私のそばにいて欲しくなかった。

真面目な剛典くん に愛されるのも
ヤンキーな臣 に愛されるのも
だんだん辛くなってきた。

こんな目にあうんだったら
みんなから離れればいい。臣と別れて
剛典くんとも離れたら 一件落着でしょ?』





途中だけ話すと、誰かが私を抱きしめた。




剛典「...やめろっ、それ以上はやめてくれっ、」


『...剛典くん。』


剛典「やだ。俺は離れない。」


『そっか、』




ギュッと抱きしめてくる剛典くん。



ああ、どうしよ。




先生「Aさん、もう明日には退院できますよ。」


『なんでですか?』


先生「頭を強くうったけど、記憶喪失にもなってませんし

傷も浅いです。
脳の検査結果も異常なしでした。
もし、ご飯食べれないほどの気持ち悪さが出てきたりしたらまた来てください。」


『わかりました。』




それから、みんなは帰っていって



臣と二人っきりになった。




『ごめんね、臣』


広臣「うん、」


『...あ 広臣「あのさ、」』




私の言葉に被せてきた臣。



話を聞こうとちゃんと目を見ると









広臣「...別れよ。」


『え?』





衝撃的な言葉だった。


まさか、今になるなんて...。





広臣「まだ、Aの中で迷ってるんだろ?

岩ちゃんか、俺かって」


『...』


広臣「決着は岩ちゃんと体育祭で決めるから、」


『...わかった。』





それから、病室は一人になった。



思ったより涙も出なくて


逆に何故か笑えてきて、

でも、気持ちは涙が出ていているのに、







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ダッグ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年2月1日 21時) (レス) id: 58b6059611 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 受験頑張ってください。かげながら応援してます。 (2018年2月1日 19時) (レス) id: 33e9cfb677 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タカノリ ダッグ | 作成日時:2017年10月31日 19時

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