真面目 vs ヤンキー (ページ10)

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真面目 vs ヤンキーページ10

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それから散々掃除をさせられ

今は亜嵐の奢りでアイスを食べています。

動いたあとのメロンアイスは最高だね

『んまぁ～』

亜嵐「なぁ、あの人たち優しいんだな」

『ん？いきなりなに笑』

亜嵐「面白いし、かっこいいし、一緒にいて楽しいし
俺。毎日あの部屋通うかな、」

『え？亜嵐が通ったら私どうなんのよ。
学校に友達いるの亜嵐くらいなんだからさ、』

メロンアイスを一口食べる。

ああ、染みる。

もし、もし。

亜嵐が私のそばからいなくなったらどうなるんだろう。

『やだなぁ...』

亜嵐「ん？なにが？」

『亜嵐がそばから離れるの』

亜嵐「ふっ。」

そんな鼻で笑ってるけど聞こえてるよ。

＂離れる気ねえっての＂

『優しいね、亜嵐は』

亜嵐「だろ？世界一美しい亜嵐様だぜ？」

『うわぁ、そんなこと言うんだ。
珍しく見直したっていうのに、笑』

亜嵐がいきなり立ち上がって

さぁ帰るか！って、アイスのゴミを捨てて

先に歩く亜嵐。

なに。おいていく気？

『まてこのバカ亜嵐！』

亜嵐「誰がバカじゃ！」

『亜嵐だよ、ばーか！』

亜嵐「馬鹿に馬鹿って言われたくねーわ！」

そんな言い合いをしていると...

？「お前ら、まだ帰ってなかったんか」

？「仲いいね。2人とも」

？「俺らもその仲間に入れてほしいわ。笑」

『健二郎先輩...』

亜嵐「それに直人先輩に、隆二先輩」

あのヤンキーグループの一部が

棒キャンディーを舐めながら歩いていました。

なんか意外...笑

健二郎「はよ帰りや～」

亜嵐「はい。笑」

直人「女の子いるんだから亜嵐守ってあげるんだよ～」

亜嵐「はい笑」

隆二「亜嵐、臣に取られないよう頑張ってね笑」

亜嵐「っ...はい」

ん？？隆二先輩どういう事だろう。

亜嵐もそれだけで意味が通じるってすごいね。

何をって言ってないのに伝わるんだ。

どういう事か亜嵐に聞こう。

『亜嵐、隆二先輩のどういうこと？』

亜嵐「...」

『亜嵐！！！』

亜嵐「っ、なんだよ」

『なんでさっきからボーッとしてんの』

亜嵐「なんもねえよ。」

...変な亜嵐。

それから亜嵐とバイバイして

家に入るといつもよりうるさい家

ん？誰か来てるのかな...？

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