真 面 目 vs ヤ ン キ ー

真 面 目 vs ヤ ン キ ー ページ45

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広臣「だから、こいつには幸せになってもらわねえとダメなんだけど、

幸せを壊す方がタチ悪くね？笑」


芽郁「...でも無理よ。

私は剛典と結婚することが決まってる。
婚姻届はあと、剛典が書けばおしまいなのよ。」


？「じゃあ、この写真を岩ちゃんのお父様に見せても？

岩ちゃんと結婚できるってなるの？」







次は誰。



と思い、広臣先輩の後ろを見ると







『...隆二先輩』


隆二「遅くなってごめんね。

防犯カメラ見してもらうの時間かかってさ笑」


芽郁「っ！なんでこの写真を！？」


隆二「だーかーら、Aとの会話聞いてた？

防犯カメラにうつってたんだって、笑」









隆二先輩の携帯の画面には



外国人？の人とキスする永野さんがうつっていた。






この人...








『もう剛典くんには近付かないでください。』


芽郁「...」


隆二「おれからも」


広臣「頼む」









3人とも頭を下げると




上から、フッと笑う声があった。


パッと顔を上げると








芽郁「あーあ、折角いい男捕まえたって思ったのにな〜」


『え？』


芽郁「私は小さい頃から友達も決められて
お金で高級な学校に入って、
毎晩毎晩、勉強。学校の生徒会長にもなった。

親に決められたこと全部守ってた。
そして岩田さんとのお見合いの依頼が来た。」


広臣「岩ちゃんと同じ環境なんだな。」


『でも、剛典くんは知らなかったと思う。』


芽郁「うん。私の親がまだ言わないでくれって、

私はやっとわかったの。今日。
岩田さんが刺されるの私の親は知ってたんだって。
か

刺した子は多分、いや絶対。お金持ちなんだと思う。
貴方の幼馴染の方からしたら庇ったって見えたかもしれない。
けど...狙い通りだったの。

わざと岩田さんが見える方向からはいって
岩田さんが庇うこと知ってるから、」









...許せない。



本当に許せない。


なんで？なんで？





...私の周りには悲惨なことしかない。







芽郁「本当にごめんなさい。

その外国人の人は本当に真剣に付き合ってる人なんです。
日本人のいい男と結婚するのが憧れでこの話に乗りました。

最後には友達や貴方達を傷つけることになってごめんなさい。」


『...いいですよ。

だけど、』


芽郁「？」


『一発殴らせてください。』


芽郁「え？」広臣「やめろ。」隆二「おい」


芽郁「わかった。」


『ギュッと目をつぶってくださいね』


芽郁「...」


『いくぞ、』








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