真 面 目 vs ヤ ン キ ー

真 面 目 vs ヤ ン キ ー ページ44

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『...永野さん』





病院から出れば、病院の前にあるベンチに座って


足を組み紅茶を片手にこちらを見つめる永野さん。





芽郁「全部話は知ってるの。

貴方が引っ越すことも、





...剛典とプールでキスしていたことも」


『っ...なんで』


芽郁「これが証拠」







永野さんが出してきた携帯の画面を見ると



確かに剛典くんと私がキスしている写真だった。


でも、どこで...？









芽郁「私は剛典のお父様から話が来たわ。

剛典が珍しく別荘を貸してくれ。ってゆうもんだから
気になるから見に行ってくれないか？って、
もしかしたら登坂たちかもしれないって、

だから私は見に行った。」


『...そしてキス現場を目撃した？』


芽郁「ピンポーンピンポーン笑

...馬鹿そうな顔して頭いいじゃないの笑」








そして、グッと永野さんは距離を縮め







芽郁「これ以上剛典に近づいたら、
この写真学校中にばらまいて、

虐めてもらおっか？笑
あ、それとも〜貴方の高校男子が多いんでしょう
だったら〜初めてとられる？笑」


『っ、やめてください。』


芽郁「...だったら剛典には近づかない約束しろよ」


『...』








口を開こうとした瞬間



この写真は消去。と声が聞こえた。




声が聞こえた方に向くと









『...広臣先輩』


芽郁「何してくれてんのよっ！」


広臣「なにって？

あんたが脅してる画像笑
あれ？あんた賢そうな顔して頭悪いじゃん笑」


芽郁「返してっ！」







広臣先輩って、意外と小悪魔なのかも...




女の人にだけ対してね？


男の人だったらガンガン喧嘩するし怖いから近寄れないけど、









広臣「だったら、おめえが岩ちゃんに近づくんじゃねえ。」


芽郁「無理よっ！

だって私は剛典の婚約者、
この事を報告すれば剛典のお父様がまた貴方達に合わせれなくされるわよっ。
それでもいいの？

大事な友達でしょ？笑」


広臣「俺、こいつのこと好きなの。

だけどこいつは岩ちゃんのことを選んだ。
ううん、俺が選ばせた。」


『え？』









どゆこと...？








広臣「水族館デートの時、


わざと迷子になって、岩ちゃんに
Aがいなくなった。って連絡したら
秒で飛んできた、

試しだったつもりだったのによ笑
だから俺は探すフリをして帰った。」


『だからあの時...』


広臣「そう。岩ちゃんが来た。」









...そっか。



私は元々剛典くんのことが好きだったんじゃん。









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