真面目 vs ヤンキー (ページ25)

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真面目 vs ヤンキーページ25

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起きて携帯を見れば

母から30件の着信。父から10件の着信。

広臣先輩から100件以上のLINE電話。

...そして時計を見れば

『...10時23分』

亜嵐「んんぅ、おはよ」

『うわぁ！！亜嵐遅刻！！』

亜嵐「今何時...？」

『10時25分ぐらい』

亜嵐も飛び起きて、

珍しく亜嵐のお母さんがいたので、車で送ってもらうことに、

そして校舎をダッシュするが、ハゲに見つかって

大説教。

『朝からうざいって』

亜嵐「それな、

あ、てか溜まり場に先輩達いるかな？」

『...多分』

そして、私たちは溜まり場にむかった。

...行かなきゃよかった。

だって...

剛典「...今までごめん。」

隆二「言うことは違うだろ？」

剛典「...ただいま」

広臣「言うのおせえよ。

...おかえり」

剛典先輩が、溜まり場にいたから。

気まづい。めっちゃ気まづい。

どうする？私は嫌だよ。

あの花火大会の日に見せた剛典先輩の悲しい顔

今でも離れなくて、すごく剛典先輩を傷つけたんじゃないかって思う。

亜嵐「あ、剛典先輩来てたんですか。笑」

剛典「おぉ、なんでこの時間に？」

亜嵐「こいつと遅刻したんですよ。なぁ？A」

『あ、うん。』

剛典「...そっか。
仲直りできてよかったね。」

『...ご迷惑おかけしました。』

そんな悲しい顔して笑わないで、

凄く胸が苦しくなる。

それから私たちはチャイムが鳴り教室に戻った。

亜嵐「...剛典先輩となにかあったか？」

『ん？、なにもないけど？』

亜嵐「うそつけ、
A、嘘つくの下手すぎる。」

『...ほんとになにもないよ。』

亜嵐「ゆえよ。」

なんでこういう時には、私の気持ちがよめるの。

全然いつもはふざけて

私の気持ちなんてあまりよまないくせに。

亜嵐「剛典先輩となにがあった？」

『なにもないって！
ほら、次の授業移動だよ。』

亜嵐「...」

筆箱だけ持って、移動する。

その間はなにも言わず無言。

この空気感は、何故か不愉快ではなかった。

「お、きみかわいいじゃ～ん。
何年生？」

「やめてっください。」

「いいじゃん。ね？」

「はなしてっ」

「そう言わずにさ～、ねえ？」

ここでは普通のこと。

私はなにも思わず通り過ぎろうと思った。

けど...

亜嵐「その女の子離してあげてくださいよ～」

亜嵐が止めた。

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