LDH princess 7

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KΛNΛ「...なにしにきたのよ」


『もう、そんな顔しないでよ。







...事務所の卵さん？』


「え？卵？」







卵なの？


俺、だって誰よりも人気で

事務所の一番の人気者って...





でも、テレビでも見たことがない気が...








社長「卵？...ああ、確かにKΛNΛはこれから人気が出て来る事務所期待のモデルだ！」


「これから...？」


社長「なのに、もう登坂くんに取られてしまってな、笑」


KΛNΛ「取られてって、私ものじゃないですよ〜」









この2人は。本当に呆れる...



だって、ずっとニコニコして

俺にボディータッチするし、

社長なんて、ずーっと珈琲飲んでるし








剛典「茶番はそのくらいにしておきましょう。」


「え？」


隆二「これ、見て」








と言って移された壁のスクリーン。



今から何が始まるのか。とドキドキしていると

社長とKΛNΛさんの二人の姿が現れた。








KΛNΛ【どうやって登坂くんをうちに？】


社長【海外の仕事のあとこっちの撮影に来る。

登坂くんとKΛNΛのツーショットだ！


その後、家に連れていく。

俺は、パパラッチを呼ぶから、な？】


KΛNΛ【上手くいくかしら】


社長【打ち上げもするからその後にしてくれ、

その間に登坂くんをベロベロに酔わしてくれ】


KΛNΛ【わかったわ。

金額は？いくらぐらいなの？】


社長【3桁、いや4桁ぐらいだよ】


KΛNΛ【期待に応えてあげる】









と言って、ビデオは消えた...



なんで、この動画を...って顔をしている社長とKΛNΛさん


うっそ...

俺は唖然どころか呆れた。








剛典「たまたま防犯カメラの近くにいてくれて安心した。

会話もすべて聞こえるし、

でもまぁ、たまたまここは聞こえる場所だから良かった〜」


社長「なっ、これは人違いだっ」


『いーや、違うよ？

店員さんにも店長さんにも聞いたよ。



あなたが...偽社長だってことはもうわかってるんだよ』


社長「...そろそろ口を塞がないとどうなるか分かってんだろうな」








口調が、変わった社長。


これが、社長の本性...？

KΛNΛさんは、驚いていなかった。




ってことは、本当は知ってた...？








隆二「KΛNΛさんも知ってるんですよね？」


KΛNΛ「なにがよ」


隆二「...社長が偽ってことを」








KΛNΛさんは。黙ってしまった。









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